動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙第169号

2023年03月30日 | 通信紙版バックナンバー
令和5年(2023) 4月








春彼岸会行事を行いました
令和5年3月19日・21日に春彼岸の行事、読経を行いました。

両日とも穏やかな天気のもと、お参りされる方がおられました。
読経におきましてはお書きした戒名氏を全て読み上げ祭壇に奉納しました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

春土用
土用というと、「土用の丑の日」を思い浮かべられることが多いと思いますが、もともとは、暦の雑節である、陰陽五行に由来する日のひとつで、1年に4回、立夏・立秋・立冬・立春の直前に、それそれ約18日間程度あります。
一般に知られているのは、立秋の直前である、夏の土用のことを指している場合が多く、
日本ではうなぎやあなごを食べることで知られています。1年に4回ある土用のはじめにあたる日を、
「土用の入り」と呼び、一年の最後にあたるのが節分です。
中国の陰陽五行説では、木(春)、火(夏)、金(秋)、水(冬)、そして、
どこにもあてはまらない土を変わり目として割り当てています。
土用は、これの考えが由来であるとされています。
そのため、春、夏、秋、冬と1年に4回の土用の日があるのです。
古くから、土用の期間は、土に関連した作業が避けられてきました。「土の気が、盛んになる」と言われているからだそうですが、一般に、土用の期間前に作業を開始し(着工)することで、土用の間も作業を行うことが差し支えないこととされていたそうです。これも、陰陽五行説の性質であり、「木・火・金・水・土」のそれぞれに意味があります。土気は、種が土壌で発芽することから、大きな変化を促すとともに、保護をする場所、
働きをすることの象徴とされています。
「木・火・金・水・土」は、それぞれが日本の四季にあたる「春・夏・秋・冬」を象徴としてあてはめられました。
しかし、突然季節が変わるのでは性質の異なる各気が接し大きな差が生まれます。そのため次の季節へと、各気を変容させる期間に「土」の気が活発に働いており、それが、
土用(土の働き)なのだという考えがあるのだそうです。
春土用は、立夏の直前の18日前からがその期間となります。毎年、
立夏にあたるのは5月6日頃ですので、18日前にあたる春土用は、4月末ころから5月の初めころになります。
春土用に食べるといいと言われているのは、戌の日に「い」がつく食べ物をたべることや、
白い食べ物をたべることとされています。鰯やイモ、大根やインゲン豆、いちごなどが一般的です。
土用に土に関連した作業は避けられているのは有名ですが、これは、住宅などの基礎工事にも言われています。「土公神(どくしん)」様という土の神様が采配をとられる期間であるということからだそうで、古くからの習わしですが、現在でも避けられていることが多いようです。また、工事以外にも、引っ越しや決めごとなど、人生に関わることを行うのは、この時期を避けるよう伝えられています。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

紙面版PDF