動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙 第178号

2023年12月27日 | 通信紙版バックナンバー
令和6年(2024) 1月







【お知らせ】冬期閉園時間について
早めの日没の為、12月と1月は午後4時の閉園とさせていただきます。

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辰年
令和6年2024年の干支(えと)は甲辰(きのえたつ)です。
干支はもともと、古代中国の思想・陰陽五行説から発生したもので、
本来は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせました。
動物と結びついた十二支は年賀状のイラストやその年を象徴する
キャラクターとして使われることも多く、小さな子どもにまで定着してます。
干支の中で辰(龍)だけが架空の動物です。
他の干支は実在する動物なのになぜ龍だけが架空の動物なのか?
これについてもはっきりとした理由はわかっていません。
「本来干支の各文字に動物は関係なかったのに、
あとから同音の動物を紐づけたせいで架空の動物が入ってしまった」という説や、
「龍という文字に鰐(ワニ)の意味もあったので、そもそもは龍ではなくワニを指していた」
とする説があります。
龍は古来より中国で権力の象徴とされ、縁起の良い生き物とされています。
干支を広く浸透させるために、縁起が良い龍を干支に選んだのかもしれません。
西アジアや東ヨーロッパの一部の地域にも十二支の風習があります。
ただし、各国で少しずつ十二支の内容に差異があります。

本来龍を指す「辰」に関していうと、アラビアでは辰がワニに置き換わっており、
イランでは辰がクジラに置き換わっています。
ですが、イランの人々が日常でクジラを目にすることはほぼないそうです。

「辰」という字は「蜃(しん、はまぐり)」の原字で、
二枚貝が足を出して動いている形態を表しており、肉片などが動くという意味があります。
中国の『漢書 律暦志』では、辰は「ふるう、ととのう」を意味する「振」で、
陽気が動いて万物が振動し、草木もよく成長して形がととのった状態を
表すと解釈されています。
中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、
十二支の5番目に、草木の形がととのった様子を表す「辰」がきます。

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【お知らせ】
令和6年春彼岸会行事日程は以下の予定でございます。
期日:3月17日()と3月20日(春分の日
読経時間:午前11時と午後2時  です。


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