28MHz帯FMトランシーバにつきましては4月21日に投稿したところです。このたびそれを調整・修理したのでご報告します。
まず,初めてお読みになるの方のためにその外観をご覧いただきましょう。
小さなもので,車載用トランシーバーとして設計・製造されたものでしょう。
さて,前回の記事でも触れましたが,
①14MHz付近に無視できないスプリアス
がありました。また,その後の点検で
②周波数偏移が過大
であることが判明しました。
スプリアスについてはハイパスフィルタの挿入で解決しようと考えました。しかし,まずは送信回路が最良の状態になっているかどうかが問題です。そこでトリマを調整した結果スプリアスは綺麗に消えました。(スペクトルの写真を撮るのを忘れた!)
つぎに,最大周波数偏移の件です。
回路上目星をつけて可変抵抗を調整したのですが,収まりませんでした。何しろ回路図がないので詳しい検討ができません。そこで,対症療法で臨むことに。テスターで抵抗値を測りながら回転させますが,抵抗値が安定しません。何より,右一杯または左一杯に回し切っても抵抗値が0にならないのです。
上の写真の左側の赤丸で囲んだ部分が問題の可変抵抗です。(実はこれは交換後の写真です。)
可変抵抗器を取り外しました。
写真の上側が外した可変抵抗で,下側が代用の可変抵抗です。取り替えたところ無事調整できました。
ところで,送信に関してはスプリアス,周波数偏移ともによくなったのですが,何と!受信できなくなりました。Sメータは振れているので受信回路は正常と思われます。すると,スピーカを含む低周波回路付近に問題が発生したのでしょう。
まずはスピーカを駆動する集積回路の電源端子を調べたところ,電圧がかかっていません。ジャンパー線で接続されており,たどっていくと‥‥
ジャンパー線が抜けていました。赤丸で囲んだ部分です。2枚目の写真では赤矢印で示されている部分です。これはメーカー製造時のはんだ付けに問題があったものでしょう。
はんだ付けして解決しました。
以上
まず,初めてお読みになるの方のためにその外観をご覧いただきましょう。
小さなもので,車載用トランシーバーとして設計・製造されたものでしょう。
さて,前回の記事でも触れましたが,
①14MHz付近に無視できないスプリアス
がありました。また,その後の点検で
②周波数偏移が過大
であることが判明しました。
スプリアスについてはハイパスフィルタの挿入で解決しようと考えました。しかし,まずは送信回路が最良の状態になっているかどうかが問題です。そこでトリマを調整した結果スプリアスは綺麗に消えました。(スペクトルの写真を撮るのを忘れた!)
つぎに,最大周波数偏移の件です。
回路上目星をつけて可変抵抗を調整したのですが,収まりませんでした。何しろ回路図がないので詳しい検討ができません。そこで,対症療法で臨むことに。テスターで抵抗値を測りながら回転させますが,抵抗値が安定しません。何より,右一杯または左一杯に回し切っても抵抗値が0にならないのです。
上の写真の左側の赤丸で囲んだ部分が問題の可変抵抗です。(実はこれは交換後の写真です。)
可変抵抗器を取り外しました。
写真の上側が外した可変抵抗で,下側が代用の可変抵抗です。取り替えたところ無事調整できました。
ところで,送信に関してはスプリアス,周波数偏移ともによくなったのですが,何と!受信できなくなりました。Sメータは振れているので受信回路は正常と思われます。すると,スピーカを含む低周波回路付近に問題が発生したのでしょう。
まずはスピーカを駆動する集積回路の電源端子を調べたところ,電圧がかかっていません。ジャンパー線で接続されており,たどっていくと‥‥
ジャンパー線が抜けていました。赤丸で囲んだ部分です。2枚目の写真では赤矢印で示されている部分です。これはメーカー製造時のはんだ付けに問題があったものでしょう。
はんだ付けして解決しました。
以上