TS-500というのはトリオが出した短波帯トランシーバの型名です。一部を除いて真空管
式,しかもプリント基板を使っていない構成です。つまり,加工・改造・改善がしやす
いのです。
わたしはこれを中古市場で手に入れました。原型は出力100W仕様ですが,わたしは10W
でいいので直ちに10Wに改造しました。
さらに,出力電力を可変にしたり,電鍵のジャックを前面に移動したりという改善をし
たのですが,いずれも仮処置のような形でした。
今回これを恒久的なものとすべく大胆に改造したのです。まずその結果の外観を写真で
ご覧ください。
白矢印の箇所は電鍵ジャックです。最近の,と言っても随分前からですが,無線機では
電鍵ジャックは背面にあります。マイクジャックは前面です。電信愛好者としてはその
構成に我慢なりません。電鍵ジャックのその場所を確保するためにイヤホンジャックを
少し左にずらしました。そのためにアルミの板を貼っています。
緑矢印のつまみは出力調整用です。連続的に1Wから10Wまで変えられます。出力管の
第2グリッドの電圧を制御するのですが,ついでにこの電圧を負電圧にして出力を遮断
する機能も追加しました。そのためにスイッチ付きの可変抵抗にしました。
その右の赤矢印ところはRITのON/OFFスイッチです。ここは本来VOX ON/OFFスイッチ
でした。回路図上ではRITのON/OFFスイッチがあるのですが,現物にはありません。こ
れがないと不便なのでVOX ON/OFFスイッチをこれに変えたのです。わたしにはVOX機
能は不要です。
TS-500は(わたしにとって)なかなかいい無線機です。これからも改造(改善)して無
線技術を楽しみたいと思っています。
以上
式,しかもプリント基板を使っていない構成です。つまり,加工・改造・改善がしやす
いのです。
わたしはこれを中古市場で手に入れました。原型は出力100W仕様ですが,わたしは10W
でいいので直ちに10Wに改造しました。
さらに,出力電力を可変にしたり,電鍵のジャックを前面に移動したりという改善をし
たのですが,いずれも仮処置のような形でした。
今回これを恒久的なものとすべく大胆に改造したのです。まずその結果の外観を写真で
ご覧ください。
白矢印の箇所は電鍵ジャックです。最近の,と言っても随分前からですが,無線機では
電鍵ジャックは背面にあります。マイクジャックは前面です。電信愛好者としてはその
構成に我慢なりません。電鍵ジャックのその場所を確保するためにイヤホンジャックを
少し左にずらしました。そのためにアルミの板を貼っています。
緑矢印のつまみは出力調整用です。連続的に1Wから10Wまで変えられます。出力管の
第2グリッドの電圧を制御するのですが,ついでにこの電圧を負電圧にして出力を遮断
する機能も追加しました。そのためにスイッチ付きの可変抵抗にしました。
その右の赤矢印ところはRITのON/OFFスイッチです。ここは本来VOX ON/OFFスイッチ
でした。回路図上ではRITのON/OFFスイッチがあるのですが,現物にはありません。こ
れがないと不便なのでVOX ON/OFFスイッチをこれに変えたのです。わたしにはVOX機
能は不要です。
TS-500は(わたしにとって)なかなかいい無線機です。これからも改造(改善)して無
線技術を楽しみたいと思っています。
以上