三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

シンメータの挿し木から芽が出ました

2015-05-15 05:44:57 | 日記
わたしの故郷にはシンメータと呼ばれる種類の柿があります。もっとも,今ではその柿も少なくなってしまい,手に入れるのは容易ではありません。富有柿が幅をきかせているのです。店先の柿を見るとほとんどが富有柿です。たしかに富有柿は色・形が美しく,味も上品な感じがします。
しかし,以前はその土地に適した固有種があったはずです。わたしが知っているだけでも,ボンゴネリ(盆木練り?),シモゴネリ(霜木練り?)があります。いずれも形が悪く,富有柿と比べたら見劣りがします。しかし,おいしいのです。果実の中はゴマで真っ黒です。
「コネリ」というのは木についたままで食べられる状態になっているという意味のようで,「こねる」という動詞形もあります。甘柿の場合,熟れるとゴマがたくさん入るので「こねる」というのを「ゴマが入る」ことと思っている人もいるようです。
さて,このシンメータですが,見かけはボンゴネリやシモゴネリよりいい。味も勝るとも劣らない。
そのシンメータを我が家で育てたいと思ってこの春枝を数本いただいてきました。それを我が家の庭の渋柿に接ぎ木したのですが,残念ながらまだ芽が出ません。どうも接ぎ木失敗のようです。
ところが,接ぎ木に使用しなかった枝を数本植木鉢にさしておいたところ,そのうちの1本から芽が出ていました。

しかし,最初は勢いが良かったのですが,次第に弱々しくなってきました。何とか育ってほしい。そして8年後にはおいしい実を結んでほしい。
ところで,シンメータとはどのように書くのでしょうか?語源は?ご存知の方がいたら教えてほしい。■

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