三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

ペトリの一眼レフ

2023-02-20 04:49:07 | 日記
ペトリち言うカメラメーカを知っちょる人は少ないやろ。その一眼レフを手に入れたばい。

革ケースに入ったままやったらどんなカメラか分からんやろうけど。
中身はこんなんたい。

まあ,普通の一眼レフの恰好しちょる。名前はようわからんが,多分V6やろう。

しかし,よう見て欲しいんはシャッターボタンの位置や。普通のカメラは軍艦部の上に,つまりカメラの上平面の上に付いちょるけんど,このカメラは前面に斜めに付いちょる。カメラを手に持った状態で右手の人差し指で押しやすいように考えたんやろう。けど,ほんとに使いやすいかどうか‥‥。
参考までに上から見たところ。


学生時代,学校の実験室の戸棚の中にシャッターボタンが斜めについたカメラがあった。今思えばペトリのカメラやったんやね。何しろ,このカメラのキャッチフレーズは「機能は同じで価格は半分」ちゅうことやったらしい。当時の価格を大まかに調べたら,ニコンFが6~7万円ほどやのに,ペトリのこのカメラは3万円程度。
しかし,この低価格が災いしたようや。「安かろう,悪かろう」ち言う評価になったらしい。
そんなことで「1.5流メーカ」ち呼ばれたとも言われちょる。一流じゃないが,二流ちゆうほど悪くもないちゅうことらしい。

ところで,ペトリ(Petri)ち言う社名。これはキリスト教に関係があるそうや。ペトロと言う使徒/聖人(?)が新約聖書にも出るらしい。
元々は栗林写真機工業とかいう社名やったそうや。輸出を狙って欧米で馴染みやすい名前を考えたんやろう。なお,栗林は「くりばやし」ち読む。香川県にある公園は「りつりん」公園たい。

さらに言うと,カメラメーカには宗教的な名前がほかにもある。
オリンパス。元々高千穂やった。高千穂は日本の神が天下る場所。では,ヨーロッパでは?神々の集うオリンポス山じゃち言うことでオリンパスになったとか。
キャノンは観音から来ているち言う話はよう知られちょる。
以上

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