芥川賞最年少受賞記録第6位の平野啓一郎(23歳6ヶ月)から
第一位の綿矢りさ(19歳11ヶ月)というつながり。
この物語の現場が中学だったら、ハツはもっと目に見えるかたちで
いじめられているだろう。
少し知恵のついてきた高校生の集団は、自分は悪者じゃない、自分は良い人間だ、
という思いを隠し持っている。
ハツにとってはその道具として扱われるのはまっぴら、
群れない自分を「人間の趣味がいい」からと言い訳しながら、
同じにおいのする友人を求めている。
その思いは切実なのに、目をつけたにな川の魂は現実からは遠く離れている。
「蹴りたい」のはその魂をこっちに呼び戻したいから。。。なんだろうなぁ。
ところどころ、すごくよく分かるのだけど、あまりいい気分にはなれない。
物事の裏側を見ることがオトナで、そういうことで私は負けていない、という
ハツの声が終始聞こえるからだろうか。
第一位の綿矢りさ(19歳11ヶ月)というつながり。
この物語の現場が中学だったら、ハツはもっと目に見えるかたちで
いじめられているだろう。
少し知恵のついてきた高校生の集団は、自分は悪者じゃない、自分は良い人間だ、
という思いを隠し持っている。
ハツにとってはその道具として扱われるのはまっぴら、
群れない自分を「人間の趣味がいい」からと言い訳しながら、
同じにおいのする友人を求めている。
その思いは切実なのに、目をつけたにな川の魂は現実からは遠く離れている。
「蹴りたい」のはその魂をこっちに呼び戻したいから。。。なんだろうなぁ。
ところどころ、すごくよく分かるのだけど、あまりいい気分にはなれない。
物事の裏側を見ることがオトナで、そういうことで私は負けていない、という
ハツの声が終始聞こえるからだろうか。