やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

⑱ツイードってどんな生地?

2018-08-31 10:34:34 | ?ハテナ?
ツイードといえば、肘に革が縫い付けてあるしぶーいジャケットを

思い浮かべるのは、ポアロやミス・マープルの見過ぎだろうか。



でもそれもそのはず発祥はイギリス、スコットランド。

太く短い羊毛で織られた、表面のあらい毛織物、というあたたかで丈夫な生地は

狩猟やフライフィッシング用の服に重宝されたようだ。


ツイードといえば「Harris Tweed」。

いろんな場所で見かけるようになって、てっきりメーカーの名前なのかと

思ったら、実は生地の名前。


世界中の人々に向けて認知度が上がるのはすばらしいけれど、

あのマークをペタペタ貼った商品、現地の人にはどう見えるのだろう。








⑯タラソテラピーって今もある?

2018-08-27 23:03:04 | ?ハテナ?
あれも一種のはやりだったのか。

かれこれ20年ほど前、ホテルの中のエステの宣伝は「タラソテラピー」だった。

体にねっとり泥みたいなものを塗りたくった写真が印象的で

興味のない私は泥エステみたいなものだと思いこんでいた。


タラソテラピーとは・・・タラソはギリシャ語で海、テラピーはフランス語で治療。つまり海洋療法と呼ばれるもので

            海水・海藻・海泥を用い、目的は療養にとどまらず予防医学や美容など範囲は広い。


たぶん私が見たのは海藻パック、海泥パックのたぐいだったのでは。


タラソテラピーの歴史は、紀元前というからおそるべし。

その頃の海。きれいだっただろうな。

今の海に同じだけの効果が果たしてあるかどうか。。。








つながり読書 126 「百年泥」 石井遊佳

2018-08-25 17:52:28 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


インドつながり。

第158回芥川賞受賞作品。

もともと興味は薄いが、これを読んでますます賞を受けるってなんなんだ?という

疑問を抱かずにはいられなかった。

私に合わなかった、というだけの話なのだが。。。


愛せない理由はなにか?

主人公を自分の中で想像する楽しみがないことだ。



自分の母親を人魚だと思うような一風変わった少女時代。

そのまま大人になった彼女の男遍歴と、借金取りに追われるような生活からインドへの逃亡。


その他諸々の材料でできあがった主人公像にインドでのエピソードがうまくのらないのが不快。


インドでの職種はエリートのための日本語教師。そんなオファー降ってくるか?

英語能力のなさを白状しながらも、現地語ができない彼女は日本語文法を英語で説明している?

授業での生徒のやんちゃぶりごときにハゲを作るほど悩むようなフツーのタイプじゃないでしょ?


なんか違う、がいっぱい重なる。



そして意味深なタイトルに合わないあの表紙。

親戚の子供の作品ですか?



うううう。次だ!次っ!!



⑮齟齬が生じています?

2018-08-24 10:29:38 | ?ハテナ?
齟は「何度も歯を合わせること、噛むこと」という意味があるらしい。

じゃあ、そしゃくの「そ」もそうだっけ、なんて思って変換したら「咀嚼」。

あら違う。


齬は「互いに入れ違うこと」という意味があるらしい。


つまり齟齬がある、齟齬が生じるっていうのは、食い違ってますねーってこと。

それにより対立してます感が漂う言葉なので、特にビジネスで使うときは注意が必要。



でも実際齟齬が生じるのは意外と家庭の中かもしれない。


お互い「分かってるとは思うけどさ」

   「この間も言ったと思うけどさ」

という前提から言葉を省いたりしちゃうから。


ちなみに夫婦の間に齟齬が生じたことに気付いたとき、夫から突っ込んでくることはほぼない。

メンドーなんでしょうねえ。

歳を重ねれば、齟齬が生じたことにお互いに気付かず、それぞれ納得しちゃう老夫婦になる?


うむぅ。


それははたから見ればほのぼのだけど、ボケますがな。

やっぱり齟齬が生じたことを二人で笑う老夫婦がいいです。





つながり読書 125 その3「ぼくと1ルピーの神様」 ヴィカス・スワラップ

2018-08-23 11:29:25 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
全問正解したら10億ルピー。

占い師からもらった1ルピー。


これがこの作品のキーワードにも思える。


どん底の生活を知っているラムが、ガイドの仕事を得て、日々の生活に困らなくなったとき

「僕はお金も自分の人生も、とてもぞんざいに扱うようになった」と告白している。


それは彼がどん底を味わった結果の強さであり、愚かさにもつながっている。

どんなふうに運命が転がっても平気、というような。


だから5万ルピーという大金を見せてしまうし、

ベンツに「フェラーリも持ってるぜ」というステッカーを貼ってしまう。



お金の使い方を考える、というのは、私が思っているよりも

何かもっと深い意味があるような気がする。












つながり読書 125 その2「ぼくと1ルピーの神様」 ヴィカス・スワラップ

2018-08-23 10:56:49 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
あまりにも没頭していたので

インドに暮らす人の肌の色や、暑さ、雑踏や、仏像、空腹、何が汚いのかよく分からなくなる感覚、

などなどを満喫(?)できた。



「どんな記憶力やねん!」というツッコミを主人公に入れたくなくもないけれど

そんなものは、一つ一つのエピソードのドキドキ感にすぐに打ち消されてしまう。



そして主人公ラムを通して見るインドという国。


「クソをするにも列を作って並ばなくちゃならないような日々。

 そんな生活をしていたら、いつどんな理由で逮捕されてもおかしくないと

 思い始める。」


覚悟とあきらめの日常であるからこそ、チャンスが輝く。


12問のクイズに答えを備えることになってしまったラムの人生はまさにその連続だった。









つながり読書 125 その1 「ぼくと1ルピーの神様」 ヴィカス・スワラップ

2018-08-22 14:29:03 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!



前回の坂口安吾は、真言宗の中学に編入。

宗教に目覚める。

その後一度教職を経験するが、東洋大学、現在のインド哲学科に入学。

仏教や哲学を猛勉強し、神経衰弱に。

そこから48歳という若さで亡くなるまで不安定な精神と付き合いながらの

作家生活だったように見える。

彼が文学に親しんだ後に、あらためて深く入り込みたかった宗教の世界、インド哲学の世界は

一体どんなものだったのか?

中でもインドという土地に惹きつけられる人間には、惹きつけられるだけの要素がその人自身に

備わっているような気がしてならない。

私はどうか?

深入りはしたくない。

でも、においや色、ざわめきを勝手に想像できるくらいの、難しくない、インドの風をふんわり

感じてみたい。

そんなわがままな欲求つながりで選んだ作品。

大正解だった!










⑭セシルカットはマネできない?

2018-08-22 10:25:14 | ?ハテナ?
要するにベリーショート。

ジーン・セバーグと検索すれば一発で分かる。

「悲しみよこんにちは」のセシル役をこの髪型で演じたことから名付けられたようだ。



セシルカットはその女性を輝かせるか、お猿にしてしまうか、2択のコワイ髪型だと思う。


聖子ちゃんにあこがれた一般人が聖子ちゃんカットに挑戦するのとレベルが違う。


ある意味、その女性が持っているチャーミングさを邪魔しないための髪型。




あの髪型をするために生まれてきたようなジーン・セバーグ。


彼女の短い人生の終え方は悲しい。


永久欠番ならぬ、永久欠髪型として


セシルカットを白黒の世界に閉じ込めてしまいたい。








⑬スナドリネコって知ってますか?

2018-08-20 11:37:55 | ?ハテナ?
スナドリネコという生き物。

漁をする意である漁る(すなどる)の名詞形「漁り」が猫にくっついて漁猫。

お顔はばっちりにゃんこ顔だが、泳ぎがうまく、魚をつかまえて食べるらしい。



漁猫という生き物が本当にいると知った後も、

私の中の漁猫は「ぼのぼの」のスナドリネコさんだ。



スナドリネコさんはすごい。



楽しいことはどうして終わってしまうのか?というぼのぼのの質問に対して


苦しいことにも終わりがあるようにするためであり

この世のものすべてに終わりがあるのは、

生きているのは何かやるためではないという証拠であり、ただ見ていればいい、しっかり見ろ、


と伝えるスナドリネコさん。


数々の名言があるけれど、このセリフのガツンときた度は高い。