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つながり読書 159 「砂漠」 伊坂幸太郎

2020-02-10 21:26:02 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


島田荘司を「神様みたいに思ってきた」という伊坂幸太郎、という

つながり。

女子にだまされたことがきっかけで友人が腕を失ったり、

強盗犯に襲われたり、

到底ふつうの学生生活では起きない事件が起こっているにも関わらず

彼らが過ごした4年間になんとなくダラッした感じが漂うのは

やはり「大学生」という中途半端な段階にある若者の話だからなのかもしれない。



その中でも印象深いのが西嶋というキャラクター。


実際に友人だったらメンドーだけど、

活字にすると彼が何を考えているのかもっと知りたくなってしまう。



自分が彼らより若い年齢のときに読んでいれば

それぞれいろんな個性を持ちながらも共存を認めようとする

大学生の世界にちょっとあこがれたかもしれない。