やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

つながり読書89「秘密」 東野圭吾

2016-08-30 09:29:00 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


東野圭吾氏、高校時代の美術の教師が黒川博行だった、というつながり。

親交も深いらしい。


だれに聞かれたわけでもないけれど・・・東野圭吾の作品なら「容疑者Xの献身」の方が好き。

「秘密」の入れ替わり設定ってやつ自体が持つ、泣かせる効果がなじめない。

でも、そこのところただただ「泣かせりゃいい」と思っていない作者の「抑える技術」みたいな

ものもちょっと感じた。


素直に読んで、わーっと泣ければ(泣いたけど)、それでいいのかもしれないけど

妻、直子の行動というか精神というか、が、ここまでできるかなあ、という気持ちと、

最後そこまで用意周到なら時計屋のオヤジに口止めを頼んだりしないで、

平介に「おかあさんから指輪のこと聞いたんだ〜。身につけていたいからいいよね?

リメイクしても」って(藻奈美として)言うだろうなあ、と思ったり。。。


私が共感したのは平介中年を憂う、の図。

この年老いる、という感覚を同時に感じて生きることがやっぱり夫婦には不可欠

なのだろう。当たり前過ぎて気付かなかったけど。


今の意識を持ったまま、息子の体で人生をやり直すことになったら・・・

若い時あれやっとけばよかった、今ならもっとうまくできるのに、

と思うことを片っ端からやるだろう。


だけど・・・やっぱり夫のことをパパとは呼べない、気がする。














戸田恵梨香、舞台あいさつで笑い止まらず!大泉洋の顔がツボ? 映画「駆込み女と駆出し男」完成披露舞台あいさつ3 #Kakekomi Onna to Kakedashi Otoko #Erika Toda

2016-08-27 12:07:13 | やみーの日常
戸田恵梨香、舞台あいさつで笑い止まらず!大泉洋の顔がツボ? 映画「駆込み女と駆出し男」完成披露舞台あいさつ3 #Kakekomi Onna to Kakedashi Otoko #Erika Toda



心が傷んでんでいるとき・・・こういう動画ありがたい。


計算されていない笑いに引きずられる。

さよならすることでできる新しいスペース

2016-08-27 11:26:59 | やみーの日常
前回の「思い出さない、修行」で「World Air Current」(ラジオ番組)

のことを書いた。

引き続き聞いていたらレミオロメンの藤巻亮太さんがゲストの回があり、

話は登山がメイン。


ただひたすら歩くことで瞑想状態になる気持ちよさ、回復を感じた、という話。

「いろいろ考え過ぎて分からなくなった時期」に山へ行くことの意味。

何も考えてないのに、五感はフル回転する・・・あれ?同じ同じ同じ。

私も「思い出さない、修行」の方法で考えてたことと同じ。

藤巻さんにとってはそれが登山。

私はヒマラヤに行くわけに行かないが、それに変わるものを日常から

見つけ出そうとしてるわけだ。


どうにもできない過去・まだ来てもない未来について悩むエネルギーを

今のことに注くことが「日々是好日」につながるのではないか、

そして「今日できることだけでいいや」と思えた、らしい。


そしてこの番組定番の質問、「あなたにとって旅とは?」に対して

「旅は、さよなら、である」と答えた藤巻さん。


「固定観念を消すこと(さよならすること)でそこに新しいスペースができる」


ああ。

ありがとう。

求めよさらば与えられん、なのか。

何か助けを求めてアンテナさえ広げておけたら、そこにふっと落ちてくる、

そう信じられる。

「さよなら」することでできた新しいスペース、私にもきっとある。














思い出さない、修行

2016-08-26 12:24:52 | やみーの日常

今、思い出したくない心にひっかかる出来事を追い払う、という

作業の難しさに直面している。

洗いものしている間、運転中の信号待ち、犬の散歩中、何か炒めながら・・・

あらゆるふとした瞬間に、私の脳は記憶をよみがえらせてしまうのだ。

記憶力が優れているという自覚があるが、それはこういうクセのせいなんだろうか?

今回気にし始めて、初めて気が付いた。


本当に私はすぐに「思い出す」体質らしい。


それが楽しいことであろうと、嫌なことだろうと、

昔の出来事であろうと、直近の出来事であろうと関係なく。


嫌なことなら思い出さなきゃいいのに、それができない。

そしてその出来事に対してそのとき吐き出せなかった思いを

何度も味わってしまう。


そこで私は考えた。

思い出さなくする方法。


「とにかく集中する」


自分の体が何か仕事しているときは、その仕事に集中する。

五感がキャッチしている情報に対してフル集中。

目の前の大根、歩いているときに感じる日差しの暑さ、読んでいる文章、

聞いているラジオの内容・・・


本当に集中しないと、すぐに記憶を引き出してしまうので

「音楽」はちょっと要注意。聞き流してしまう可能性がある。


一番いいのはラジオのトーク番組。

インターネットバンザイ!

葉加瀬太郎がナビゲートする「World AIR Current」はサイコー!

いろんなゲストの世界各国の旅情報を魅力あるトークで紹介する番組は

人気があって当然だが、これだけ集中して聞いている人はレア、かしら。。。




佐藤玲・大泉洋 出演新CM リクルート リクナビ

2016-08-23 19:12:58 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
佐藤玲・大泉洋 出演新CM リクルート リクナビ


偶然ネット上で見つけたCMにチカラをもらう。

偶然数日前この曲を初めて聴いた。

大泉洋ってすごいなあ。「大丈夫」って言ってくれてありがと。

とても希望を見つけ出しにくい状況にいるけど、

「とにかく笑えれば」いいんだよね。



「ダークツーリズム」

2016-08-19 16:32:49 | 私がイラッとするとき
ダークツーリズムとは、災害被災跡地、戦争跡地など

人類の死や悲しみを対象にした観光のこと、らしい。

検索すればどんなものなのかつかめるので詳細は省くとして・・・

これを朝のNHKのニュースの一部で取り上げているのを見て

いろんな意味で驚いた。


こういう商売をする人間がおり、それに飛びつく人間がいることが驚きであり、

それを現在の話題として、朝のたかだか5分程度の時間を埋めるトピックとして

全国放送されている事実。

これを見た人の中で、私のように強烈な不快感に近い違和感、を感じた人は

どのくらいいるんだろう?


ツアーの地に選ばれている場所が「負の遺産」「暗い過去」の代表のように

扱われているが、人間がする「ひどいこと」はあちこちにあふれている。

「悲惨」を感じる死に方をしている人はあふれている。

そのあふれてる場所で、おいしいものを食べたり、会話を楽しんだり、

泣いたり笑ったりしないと人間は生きていけない。

観光として参加することに、自分から遠く離れた場所で起きた出来事、と

という捉え方が見える。



もしその特定の場所を、その特定の人間を本当に思うのなら、ただ静かに、勝手に行き、

受け止め、ひととき祈ればよいことではないか。



観光によって潤う、というなら今の時代、他にやり方があるだろう。


いつだかトーク番組でどなたが言っていたことを思い出した。

「私、沖縄に行ったことないんですよ。

 簡単に行こうと思える場所じゃないのでねえ。」



自分以外のだれかが読む可能性がある、ブログ、というものに、

こういうことを残すことは気がすすまない半面、なんとも吹き出す

気持ちの処理のために使わせて頂く。
























七味温泉

2016-08-18 10:27:59 | おでかけ日記


夏の連続勤務後のよれよれ夫を癒やすべく温泉へ!


信州高山、奥にある七味温泉「渓山亭」さんが運営する「恵の湯」。

須坂長野東を下りてから、山田温泉まではそれほど距離を感じないが、

そこから七味温泉までの「わ!対向車来たらやば!」という山道が長く感じた。

車に酔いやすい方は要注意。


受付で、お湯は白濁、鉄分のせいで黒くなるけど体にいいから、という説明。

入って納得。底部分をさわりながら露天を移動したら手のひら真っ黒。

そして出てびっくり。体から出る硫黄のにおいが長いこと消えない。


あああ。これこれ。ぜひ消えないでおくれ。


この硫黄の香り、私にとってはパワーの源であり、懐かしくもあり・・・








つながり読書88 「破門」 黒川博行

2016-08-16 07:47:30 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


実は感想が前後している。

前回の「サラバ!」に衝撃を受け、これはじっくり感想を書きたいと

思っているうちに、次のつながりを読んでしまった。

「サラバ!」は直木賞2014年下半期。

「破門」が直木賞2014上半期の作品というつながり。


極道もの、である。

物足りない。。。というのが私の感想。

会話に頼りすぎ!という印象。


深くなってこないストーリーにイライラしているうちに終わってしまった。


表面上のごたごたの裏に、きっと何かある!と思って読んでいたのが

いけなかった。

二蝶会若頭の嶋田さんあたり、私の中では吉川晃司だったんだけど、

彼のそのおだやかさの裏に持つ激しさが、この一連の物語のきっかけだったりして、

などという期待をしたりした。

だって、そもそも主人公二宮をこの嵐に巻き込んだのは彼だし。

だとしたら、二宮の父を慕う気持ちが強すぎて、息子の啓之を組に引き入れるために

仕組んだか?などなどの膨らみ過ぎた期待。

が。

結局最後には、桑原から離れろ、なんて自ら嶋田が二宮に言う始末。


うーん。うーん。うーん。








病気と決めるのはだれだ?

2016-08-01 11:27:15 | カラダの話を聞く
最近、この人間の体の精密さにうちのめされている。

ものすごく小さな単位の精密なしくみを垣間見ると、

こんなもの人間は知ってよかったんだろうか、と思ってしまう。


病気のつらさは、体のどこかに病変があるかないかじゃなくて

本人が不快かどうかだ。


ただでさえ病気故の不快を味わっている上に、病変がどこかを突き詰めようとする

不快な時間の上乗せ。

それは「治す」という医者の目的のために、ガマンすべきであるのは正しい。

現代ではそれを避けて通ることのほうが難しい。


病院に行く、ということはそういうことなのだろう。


今、発生している「不快」を一番に考えてくれる医者が私は好きだ。


対処療法に過ぎない、という言葉をよく聞くけれど、

患者にとってはそれで大いによし!と思うのは少数派だろうか?