やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

結婚20周年〜

2018-05-23 16:41:29 | やみーの日常


続く記念日。

あの日から20年の年月経過。

20回の春夏秋冬。と思うと、あれ?たったそれだけ?という気もする。

20年前私はたぶん、「むきたてのゆでたまご」だったのかもしれない。

生物としても、精神においても、ピカピカでふにゃふにゃ。

いろんな道を転がってきた。

平坦な道、オフロード、坂道、どろんこ道、雪道・・・バウンドしたり、止まったり。


ここ最近、週末の温泉タイムで湯船につかりながら、

「ああーいい人生だったなあ」と思うことがある。

本物の人生の終わりにも同じことを思えるように、と願う。

そしてできれば伴侶にも同じくそうあってほしい。


20周年、特別なことは考えてないけど、20年ものの主婦の知恵で

まずは庭の花を飾り、おいしいものでも作ろう。












44歳最後の一日

2018-05-15 15:00:22 | やみーの日常
45になるのを目前にしてまったく私って幼稚だな、と思うのだけど

手紙にあった「いつもがんばっているあなた」という言葉に泣いている。

人から「がんばってるね」と言われないと、もっとがんばんなきゃいけないんだろうな、と

思ってしまう。「がんばってるね」と言われて初めて自信が持てる。

認めたくないけどそうだ。

このものさしを人にゆだねることをやめたら、私はもっとステキになれる、気がしている。







記憶こそアイデンティティー

2018-05-10 12:32:00 | やみーの日常
朝、弁当と朝食を作りながらラジオを聞いている。

テーマ、パーソナリティともに日替わりの番組で、宇宙物理学者の先生の担当の日は

いろいろなSF映画やアニメの話も多く、おもしろい。


直近の放送で「トータル・リコール」という映画が話題にのぼった。

物語の中で行われている、記憶の売買、についての先生の意見。


人間は細胞が常に生まれ変わっているから、そういう意味でずっと同じではない。

では何をもってその人がその人であるか?

それは記憶である。

記憶を売買する行為というのは、人間のアイデンティティの喪失である。

だから近未来においてこういうことが横行するとは思えない。


そんな内容だった。


ふと最近見た「ボーン・アイデンティティー」という映画が私の頭をよぎった。

記憶喪失のボーンが「自分が一体誰であるか?」を知るために手がかりにするものは

パスポートや他人の反応、よりも、断片的に思い出される「記憶」が何よりも重要だという

ことがよく分かる。


記憶こそアイデンティティー、とするなら

認知症や記憶障害は、個人の喪失。

それがいかに本人を混乱させ、まわりの人がつらいかがほんの少し想像できる。






「ボーン・スプレマシー」 2004年 アメリカ 特にネタがバレております!

2018-05-08 19:18:48 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
今回もお決まりで一度見ただけではよく分からない。

が、ネット上の情の助けを得ながら、見た後に噛み砕くのもまた楽しい。


007のボンドガールを想像していたら、あら意外!ボーンはまだマリーちゃんと同棲中。

すぐに消されてしまう運命だったけど、その後アボットを追い込んだときも

「マリーが望んでいない」と殺すのをやめるほどボーンの中での存在感は大きい。


ボーンの漂流から始まるドラマチックさには負けるが、

ボーン自身にある程度の覚悟や余裕が見られるこの2作目は、前作とのしっかりしたつながりを

感じるストーリーに納得できた。


CIAの黒い部分が洗い出された後、3作目はどうつながるのか?



















「ボーン・アイデンティティー」 2002年 アメリカ 特にネタがバレております!

2018-05-04 18:44:59 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
興行成績からしても話題になったはずの作品だが、タイトルを聞いたことがある程度の認識。

日本では2003年の公開。。。そうか。息子エンジン全開の時期、私は映画どこじゃなかったんだな。


記憶喪失と殺し屋、政治と暗殺、ボンドガールとアクション・・・すべて詰め込まれた物語。

2時間没頭するにはちょうどいい、そんな作品。


最初はあまり知的でない(失礼)マット・デイモンの顔に、うーんという気持ちもあったが

僕は誰だ?というジェイソンの質問に「アメリカの所有物」という答えを聞き、

殺人マシンとしてトレーニング、という背景が見えることろには、考えるより条件反射で生きている

キャラに合う気がしてきた。


となると、逆に気になるのがコンクリン。

そんなにカッコつけなくても、なんか薄っぺらいな(失礼)・・・と思っていたら、殺されてしまった。。。

ということは次作以降は出てこない程度のジェイソンの敵、ということで

あれ?やっぱりキャラに合ってる??



「ウォール街」「恋愛小説家」

2018-05-03 07:59:54 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
BSでアカデミー賞特集と題して放送されたもの。

調べればどちらも主演男優賞で、マイケル・ダグラス、ジャック・ニコルソンがそれぞれ受けている。

どっちに軍配が上がる?と聞かれたらならマイケル・ダグラス!

ジャック・ニコルソンの顔と演技は2時間見続けているとどうも飽きてしまうのだ。



ストーリーはどちらもあまり心動くことなし。

特に「恋愛小説家」はツッコミどころ満載。

主人公メルヴィンの潔癖の度合いを見ても(実際あそこまでの人がいるのか知らないが)

恋愛小説家として成り立つとは思えない。誰かとキスするなんてそれこそ難しいのでは?

恋愛対象となるキャロルにいたっては少しも共感できない。


ぜんそくの息子を母親にまかせている隣の部屋に、男を連れ込む神経は想像すらできない。

メルヴィンの病的な部分に理解を示した後に、いちいち逆上する様子が不思議。

自分の不満をぶちまけた後、母親に連れられて夜外出して気分転換する不自然さ。

息子一人にしていいのか?


偏屈で潔癖だけどいい人になりたいおっさん、もうひと花咲かせたいけど息子が足かせになって

自由になれないおばはん、という骨組みがスケスケで、くっついている肉にもちっともリアリティを感じない。


同じ骨組みでも、博士の変人さをまるごと受け止めようとする家政婦のような静かな愛情を描いた

「博士の愛した数式」とはえらい違いだなあ。