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つながり読書174 「聖水」 青来有一

2021-01-17 08:22:00 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
 
景山民夫の晩年といえば、「宗教」というつながりで
余命短い病人がすがる水の話。(その他3つ短編)
 
長崎の干潟の泥の感触、海際の坂の街、南国の風や植物、
が記憶に残るような文章が魅力的。
 
ストーリーは、やはり長崎色強く、
「宗教」「先祖」というものに対する思いは
何か特別なものを感じ、身近ではない分、戸惑った。
 
 
「聖水」も「ジェロニモの十字架」も
「宗教」「先祖」という分野に半信半疑な人間を主人公にして、
見渡している視点だからこそ読了できたのかもしれない。