㉛マントルピースはミステリーのにおい? 2018-11-28 18:41:58 | ?ハテナ? 暖炉を覆う装飾のことだ。 私にとっては完全にポアロやミス・マープルの世界。 豪華なマントルピースの上に、たくさんの家族写真のフレーム。 キラキラの置き時計。 そして・・・犯人は燃え盛る炎の中に証拠の手紙を放り込んだ。 なーんちゃって。
つながり読書 130「川の光」 松浦寿輝 2018-11-17 23:18:38 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!! 没頭できない冒険ものほど、しらけた気分になるものはない。 生きていること自体が奇跡、と語られているにも関わらず、 ラッキーがつきまとうのはネズミの家族とその仲間だけ。 敵のドブネズミなんか、最後「車にひかれた」の一行で終わりなのに! ネズミ家族が苦難を乗り越えて冒険が少し間のびすると、予想通りのトラブルandラッキーが待っている。 そんなナナメな視線は歳のせいか? でも、子供が読むにしたって ほーらこれが冒険ものだよー、という 分かりやすさがなくても楽しめると思うんだけどな。
㉚ボツリヌス菌は最強? 2018-11-15 11:32:07 | ?ハテナ? 1歳未満の赤ちゃんには絶対食べさせてはいけない、 はちみつに含まれているらしいボツリヌス菌。 一方、ある種の病気の治療や美容に力を発揮させるボツリヌス菌。 500グラムほどで全人類を消滅させるほどの毒素をお持ちのようで 自然界最強の毒素と呼ばれているらしい。 19世紀ヨーロッパで、ハムやソーセージを食べることによって起こる中毒ということで、 ボツリヌスはラテン語で「腸詰め・ソーセージ」の意味があるとか。 おいしいものも命がけ。 自然界が意思を持ったら人間なんてイチコロなのでしょう。
つながり読書 129 「忍ぶ川」 三浦哲郎 2018-11-03 22:00:37 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!! 前回、野田知佑といえば川!ということで川つながり。 1960年芥川賞受賞作品。 古いなあ、というイメージをくつがえす 文章の読みやすさにびっくり。 頭の中で映像化しやすく気持ち良い。 川つながりのつもりだったが、「忍ぶ川」は登場人物志乃の勤め先の料理屋の名前。 どうにもならない血筋というものに翻弄される主人公。 自分の遺伝子を残さない気持ちがありながら 女の生理にうとい、などと甘いことを言って結局妊娠させてしまう ところが腹立たしくもあり、人間くささを感じる。