やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

Rain - 秦基博(フル)

2018-06-24 20:16:33 | 
Rain - 秦基博(フル)


息子が聞いていた曲の中でお気に入りなこの歌。

サビより入りの部分がとても好き。

歌詞とメロディが秦基博の声にぴったりだ。


と、思っていたら先日ラジオから聞こえてきた「Rain」は何やら別人の声。

「誰なの???この名曲を汚しているのは???」と憤りとともに耳を澄ませた。



「大江千里さんでRainでした。この曲は秦基博さんがカバーされてますねー」


な、なんですとーーー???


作詞作曲大江千里ぃぃぃ?

こんないい曲作れるのですね?(失礼)

でも明らかに彼の声より秦基博のほうがいい(失礼)

ああびっくりした。





ドラマ「モンテ・クリスト伯」

2018-06-16 20:27:03 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
久しぶりに食いついたドラマ。

見ようと思ったきっかけは中学時代、原作に挫折した経験があったから。

最終回を見届け、このような形で再会できて幸せだ!と心から思う。



☆キャストがいい

若さあふれるかわいさから自然な奥様モードに変身したすみれちゃん、卑屈が似合う幸男、軽薄さにじむ神楽、

中年のいやらしさ全開の入間、微笑んでも目がコワイ瑛理奈、不幸の影を背負う留美・・・これだけの役者がそろっていれば

こんな漁師いないっしょ、というディーン・フジオカへの違和感や、変貌を遂げた暖くんにだれも気付かないってありですか?

というハテナはどうってことない。



☆テーマは単純。

復讐劇以外のなにものでもない。

が、復讐なんてむなしいだけ、といううわっつらの言葉は適さない。

最終回に真海がつぶやいた「バンザイ」の小さな声を聞けば、彼のむなしさがどれほどか想像できるが、

それを語る権利、復讐をやるかやめるか決める権利は本人だけにある。



結局、すみれも神楽も幸男も変わらないのだ。

どこかの回で神楽が自分の胸をたたきながらすみれに言っていた。

「根っこは変わんねえだよ!」

その通り。

どんなに反省させたくて手段を尽くしても相手は変わらない。

復讐のむなしさはそこにある。

自分の罪悪感にさいなまれてむなしいのではない。

変わらないのにもとの幸せな自分にはもう戻れない。


一体どんな原作なのだろう。

読みつがれてきた作品を生まれ変わらせる楽しさ、大変さをちょっと知りたくなった。







食器歴

2018-06-11 21:30:25 | 自分史
☆ピンクと水色 セットのプラスチック製のふちがついた丸皿。


☆厚いガラスで動物がぐるっとカラフルに描かれているコップ。


☆おそらくねだって買ってもらったト音記号の形のストロー。



☆元町で買ったグラタン皿。


☆松坂屋で見つけたMIKASAのカップアンドソーサーセット。


☆新宿高島屋で買った茶色の小鉢。


☆ツネカワの2階で見つけた片側だけふちがある白い皿

 (息子にスプーンを右手で持たせたくて買った)


☆夫45歳父の日に見つけた「45マグカップ」


☆港北でかったクッチーナフェリーチェのオレンジ色のスープカップ


☆実家から持ってきた黒い和風取り皿セット


☆自分の結婚式の引出物 ローゼンタールの船と鳥のグラス






つながり読書 119 「ベートーヴェンの真実」 ラッセル・マーティン&リディア・ニブリー

2018-06-10 23:30:14 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!



「海辺のカフカ」の星野くんはナカタさんと旅をしている途中に入った喫茶店で聞いたベートーヴェンを

えらく気に入ってしまう、というストーリーとのつながり。


「ベートーヴェンの遺髪」の出版後、若者向けに書かれたのがこの本だそうだ。

確かに章が細かく分かれており、文章はストーリー仕立てで読みやすい。

挿絵も多く、ベートーヴェンがどんな人生を生き、どんな人間であったのか、想像をかきたてるのだが、

よくある子供向けの伝記とはひと味違う。

そこにベートーヴェンの遺髪をめぐる後世のストーリーが付随しているからだ。



フンメル先生とベートーヴェンの死の床を見舞ったフェルディナント・ヒラー15歳。

大人になり、自分の音楽的才能に限界を感じた彼が、ベートーヴェンの音楽を以下のように表現しているのが印象的だった。


「弱いところのないやわらかさ、空虚さのない熱狂、感傷的ではないあこがれ、狂気ではない情熱」


そして衝撃だったのがベートーヴェンのデスマスクだ。

そこには音楽室や教科書のベートーヴェンではない彼がいた。

あのヘアスタイルなしでの、目を閉じたベートーヴェンの姿は最後まで音楽とともに生きた充実感と、

病気の苦痛から開放されたことへの安堵感がにじみ出ている。

自分という人間を理解してほしい、と願った彼に私は伝えたい。

遺髪の科学的な研究結果以前に、もうこのデスマスクがすべてを語っているから大丈夫、と。














「恋に落ちて」 1984 アメリカ

2018-06-05 17:46:32 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ、演じる不倫物語。

これを録画してあるから見よう、と思い出すたびに頭に流れるメロディ。

小林明子の「恋に落ちて」。

映画を見た後でも「恋に落ちて」と聞いたら私の中ではこちらが勝ってしまうだろう。

というのも、はっきり言って映画がおもしろくなかった。


日本のドラマや映画なら、ある程度キャストで、この二人は夫婦合わないでしょ?という

違和感をすぐに感じることがあるが、洋ものではその感覚は若干鈍くなる。

が、これに関してはフランクの妻も、モリーの旦那に関しても引き立て役にしか見えない。

そしてなにより不倫する二人がどうも私にはしっくりこない組み合わせだ。


ストーリーもなかなか不快だ。

倦怠期を迎えた中年があるタイミングをきっかけに「これは運命!」と盛り上がるこっけいさ。

この二人それぞれがそれぞれの人生を一生懸命生きているという要素が決定的に足りない。

その他ツッコミどころ満載だが、障害がなくなったこの二人は続かないだろう、と感じさせる

一見ハッピーなエンディングを教訓として用意したのなら効果は抜群だ。






エネルギーの方向

2018-06-04 08:25:23 | やみーの日常
年を重ねて感じるのは、気力と体力ともに高まる時間が少なくなった、という感覚だ。


すごくやりたいことがあるのにものすごく眠いとか、

献立も浮かばなきゃ、台所で立ってるのもしんどい、とか。。。


たぶん若いころは気力が体を引っ張ることができた。

その率が低下した今できること何か?


エネルギーを注ぐ方向、そしてやり方にもっと注目してみよう。


といっても・・・私の場合


庭仕事で重いものを無意識に持ったまま考え事したり、

不安定な状態で変な力で洗い物をしていたり、気付くのは小さな小さなこまかーなことです。



自分にとって快適ではない状態であるとき、まずガマンするんじゃなくて考えよう。


ーーー このエネルギーの方向、注ぎ方は合ってるか? ーーー




つながり読書 118 「海辺のカフカ」 村上春樹

2018-06-03 08:27:46 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


古川日出男が若いころから傾倒していた村上春樹、つながり。

なぜかいつものように村上ワールドに安心して浸れない作品だった。



冒頭、田村カフカくんが旅に出るところは、若いときにやってみたかったことを大人になって

リアルに想像して楽しんでる感、があって一緒にわくわくした。

でもその後、どうもカフカくんの旅立ちに大きく影響しているであろう、お父さんという人間を

どうとらえていいのか分からないまま終わってしまった。

母と姉と関係を持つことになるだろう、と息子に予言する父親の異常さはどこからくるのか?



カフカが入った深い森の世界の描写は、止まった時間の中でカフカくんだけがよそものであることを肌で感じ取れた。

私の中ではこれこそ村上ワールドなのだ。

死んだ人の世界、というよりは、佐伯さんのように記憶を燃やしてしまった世界なのかもしれない。

攻殻機動隊の中で、素子ちゃんが映画館にダイブしたときの話を思い出す。

あのときのあっちの世界の人との会話、戻ってこようとする気持ちの強さ、と似ている。




印象深い文章


☆難解な音楽についての大島さんのセリフ

 「僕の人生には退屈する余裕はあっても、飽きているような余裕はない。」


 退屈する=難解である すぐに飽きる=安直さ



☆森に入ったカフカの感想

 「植物がそれほど不気味なものになれるのだという事実を、僕は知らなかった。」


 人間の手によって飼いならされた植物とはまるで別物、ということ。

 おそれや敬意を持て。

 これを同じように知らないことは山ほどある。