やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

つながり読書17 「開高健全集 第22巻」 

2012-11-19 14:43:56 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
阿川弘之氏の友人、開高健。

開高健に持っていた私のイメージは、釣りと旅。
以前見た写真からは、何か内面からせり出してくるような
男っぽさ、目の鋭さ、が印象に残っていた。
その印象は著書を読むことによって、ああそうか、と思いあたる。

「食べる」ための生活。
そして「食べさせる」ための生活。

これが根付いた上にある文章の気迫は、開高健の生命力そのもの。

猫を愛した開高健は「猫」と「女性」を結びつけている。

「不屈」・「砕けない」

その存在は恐ろしくもあり、あこがれでもあったのではないだろうか。









つながり読書16 「亡き母や」 阿川弘之

2012-11-01 09:40:51 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
丹羽文雄のゴルフ仲間、とのことで、阿川弘之につながった。

自分の気性のもととなっている遺伝子は一体どこから来たものか、を

解明するために、阿川家の歴史をひも解こう、ということが主題に

なっている。というわけで「亡き母や」と題しながらも、話題は

あっちへ行き、こっちへ行き、読み終えた後は阿川家の親戚関係に

なんとなく詳しくなったものの・・・

それでお母さんがどうしたんだっけ?という感想。

自分のルーツはだれでも多少は気にかかるだろう。

だけど、このように調べものに困らない立場であるような人でも

戦前の資料を探し出すのは簡単ではないらしい。