


今日は、宮島の行ってみたかった所で最後に残った御床神社(みとこじんじゃ)に行った。
情報が少なくて、どう行けばいいのかもよくわからないので、早い目のフェリーに乗った。
ここを知ったきっかけは1:25,000地形図で海沿いに点々と鳥居のマークがあって、道があ
る場所の一つだったからだ。舟で行くのがふつうだったろうから、道のないところもある。
余裕を持つために、まず、広島大学宮島自然植物実験所まではタクシーに乗った。

出発地点の近くにある室浜砲台跡、二回目の訪問だ、その時はここまで往復の散歩だった。
地形図には「徒歩道」が神社まで載っている。潮が引いていれば、砂浜づたいに行った方が
楽だと思うが、帰りに潮が満ちていると丘の上の道を探し探しになる、道に迷うと帰れなく
なる、行きは引き返せるので、まず道を探しながら行くことにした。



しばらくは景色のいい歩きやすい道が続いた。

カキのイカダの模様がきれいだ。

シダの茂った道になった、冬だからふつうに歩けるが、冬以外の季節にはシダの茂みがひどく
なるし、蛇が見えないからとても歩けない。
どこに供給するのか、電線・電柱があった、もっと後に、廃屋?、畑、果樹園?が遠くに見え
たので、あそこに供給するのだろうか。もっとも対岸はすぐそこだから、舟を使えば耕作に来る
のはたやすいと思われる。

とにかく景色がいい。日当たりなので、汗をかくぐらいだ。

この辺りになると道がわかりにくくなり、もちろん標識はほとんどないので2、3度迷ったが
海が近いので道にもどれた。

御床神社に着いた。
多分、清盛も厳島神社に参拝の折、ここにおまいりしたと思う。本によると当時は、
潮の流れの関係で、西側から神社に舟をまわしたらしいのでちょうど途中になる。
威厳、風格のある祠だ。



祠の正面方向。対岸は目と鼻の先だ。舟なら簡単に来れる。





帰りは道がわかったので、砂浜づたいに行けるとこまであるいてみた。


こういう暖地性の広葉常緑樹がぼくの好みだ。



浸食された洞窟がいくつかあったが、結構漂着ゴミがたまっていた。



根が出てしまって、苦労して生えているように見える。

この浜の先の岩場は靴を脱いで、ズボンをたくしあげて、水に入らないと行けなくなった。
夏なら即そうするのだが、行きしなに通った電柱とタマミズキがすぐ近くの丘に見えたので
そこにもどって、道を帰った。





形のいいタイミンタチバナ。

この二本の取り合わせがすばらしい。

この3本にも感激(左手前:ソヨゴ、後方左右:タイミンタチバナ)。



名前は知らないが、緑の葉っぱがきれいな木が続いた。






カナメモチはとくに目立つ。

植物実験所に戻ってきた。
帰りはここから桟橋までも歩くことにした。
この舗装道路沿いの木々には実験所が名称札をほぼぜんぶ付けてくれている、感謝感激だ。
また、ぼくの好きな暖地の海岸に多い種類の常緑広葉樹をたくさん見れるので、癒される。


陽だまりで、ゆっくりと昼食。

ヤマモモ。

ミミズバイ。

カナメモチ。

ヒサカキ。

今日も大満足で宮島を後にした。

真ん中の左先端が今日歩いた方向。
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