田園調布の凸凹歩き(続き)3月26日(月)

2012-03-27 12:18:25 | 東京23区とその近辺
この前、行かなかった西側のスリバチに行った。
このあたりも何度か散歩しているが、スリバチは念頭になかった。
まず、本に載っている「寮の坂」に行った。






右側の坂が寮の坂、下って行くと宇佐神社とその境内の八幡塚古墳がある。
左の籠谷戸という地名は、この本で初めて知った。「谷戸」なので、切り込んだ谷、
つまりスリバチなのだろう。

今立っている所の西側も谷になっている。



籠谷戸へ向かう道は、丘を越えていく。ばかでかい家が続いている。


神社がやっているらしい駐車場の向こうの森が八幡塚古墳。

古墳のお社。

古墳の裏から入ったので、立入禁止と気づかなかった。

宇佐神社。源頼義ゆかりの神社、関東には頼義、義家ゆかりの神社が多い。
後ろが、古墳。

境内の石神(石仏?)。

境内から多摩川の方向。


いったん下りて、東側のさきほどの籠谷戸への道の丘へ。
とにかく、でかくて、立派な家が続く。

この丘の東側が籠谷戸らしい(この地名は今は地図にはない)。
この写真の谷と思われる、ここは有名な田園調布双葉学園の小・中・高の敷地がある所。
スリバチをうまく利用して使っている。

さきほどの籠谷戸の石柱の道を来ると、この土手の上に出て来る。

谷戸の一番奥と思われる所を見に上って行った。
小学校の端、急に下っていた。

ここから谷にそって双葉学園が続く。

ふりかえってみると、どんづまりの景色だった。



この道の西側、崖を利用してマンションが建っている。かなり急だ。東側は小学校。

中・高の正門から西側を。

おなじく、北側を。

そのすぐ南が丸子川(六郷用水)。
鎌倉、室町、江戸時代には、この辺りに多摩川の軍事、交通の拠点だった港があったらしい。



籠谷戸の東側の丘、緑が濃い。

田園調布八幡神社、こちらは北条氏ゆかりで鎌倉時代の創建。
港と丘の上を東西に通っていた鎌倉街道の守り神らしい。



神社の裏から多摩川の方向。


さらに東に行くと、下って、谷になっていた。


もどって、神社の北側の丘を上る。その道から西側を。
ここにも谷がある、河岸段丘への谷の出入りがいそがしく続いている。





上り切ってみると、この道には「馬坂」という名前がついていた。

丘の上に交番があった。

その前から、谷底に見えている宝来公園の前の川跡の道に向かった。

これが20日にも通った川跡の道。

ぐるぐるまわったが、スリバチ本を読んで歩くと以前の散歩時と、ちがうものが気になる。
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四谷凸凹歩き3月24日(土)

2012-03-25 17:15:12 | 東京23区とその近辺
小雨模様だったが、東京スリバチ学会の四谷フィールドワークに参加した。
本が出版されたばかりだったので、びっくりするぐらい大勢の参加だったが久しぶりで
楽しかった。


スタートはJR信濃町駅の南側の歩道橋から。
外苑東通り。

千日谷のスリバチ(凸凹)地形がよくわかる。

スリバチの底へどんどん下りて行く。



川跡とおもわれる底の道。

底(谷)はこんな風景。



北側の丘に上る。



また下って、二つの川跡の合流地にある咳止め稲荷神社に行く。

神社の東隣りのみなもと町公園。ここは江戸時代低湿地だった。この付近に鮫河橋があったと
言われている。



すぐ近くに東宮御所がある。


丘の上に上って、跨線橋から信濃町駅方向。

同じ場所の反対側は迎賓館の地下をかすめて通るトンネル。

鉄砲坂から川跡の道(若二商店会の道?)を通って、若葉公園の窪地へ向かう。





若葉公園、スリバチの底であることがわかる。

まわりの様子。



ここにも川跡の道がある。

この谷の一角でマンション建設中だった。背後の崖がよくわかる。

ふたたび、若二商店会の川跡の道にもどる。

鮫河橋谷の西側の丘にある須賀神社に行く、参道階段上からみた谷。

須賀神社。

境内から鮫河橋谷(スリバチ)を見る。防衛省のアンテナが見える。

さきほどの若葉公園の北側の坂の上。

ここは、お岩さんを祀るお寺。

筋向いの、お岩さんを祀る神社。寄進者の石柱には歌舞伎関係者が多い。

立派なイチョウ。

新宿通りを越えて、荒木町の窪地に向かう。

荒木町の金丸稲荷神社、お狐様がこっちを向いているが入口はこちらではない、
付け替えられたのだろうか。
荒木町は「とんかつ鈴新」のご主人に案内していただいた。

ここから階段を下って、江戸時代は南北に細長い大きな池だった荒木町の窪地に行く。
ここは高級料亭らしい、みかけは手入れしてない日本家屋と言ったところで、倒れる
のではないかと思った。

現在はこの小さな池しか残っていない、また湧水も枯れている。
明治29年の地図を見ると大きな池になっている。

津の守弁財天が祀られている。

このあたりは江戸時代は池。

ここも、池。ここでも防衛省のアンテナが見える。

池だった場所のまわりは階段だらけ。この階段付近は江戸時代に池を作るために築いた
人工の土手。荒木町は江戸時代、美濃高須藩主松平摂津守のお屋敷だった、池も大名庭園
として作られた。









さっきの神社の横の公園のナツメの木。
明治から戦前は、このあたりは陸軍ゆかりの地、日露戦争時に旅順から持ってきた種か苗
から生えたものらしい。

松平摂津守の屋敷跡は表示されていないが、これは屋敷の石垣らしい。

川跡の道を東に向かい、暗闇坂の谷に行く。

ブラタモリで話題になったらしい地層の見える場所。

暗坂、かなりながい坂と階段。

この名前の坂は東京にはいくつもある。

暗闇坂の谷を見る、向こうに代々木のNTT時計塔が見える。

大江戸線曙橋駅の北側のジク谷に行く。

いったん、谷に下りて、丘の上のフジテレビ跡地に行く。

跡地には、UR賃貸住宅と東急不動産賃貸マンションが同居した高層マンションが建っている。





ふたたび川跡の谷底の道へ。

あけぼのばし通りは川跡に位置している。
ここで、解散、楽しい散歩だった。
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田園調布の凸凹歩き3月20日(火)

2012-03-20 21:01:26 | 東京23区とその近辺
縁あって、「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩 皆川典久著 洋泉社」を買った。
その中に、「田園調布」があったので、散歩してみた。なんども散歩した場所だったが、
あらためて楽しめた。写真は間接的にしか凹凸に関係していないものもあるが。


まず、宝来公園。スリバチの底で、昔は湧水があったと思われるが現在は循環水が主のようだ。

続いて、多摩川台公園に登った。多摩川の段丘上の古墳群を利用した南北に細長い大きな公園だ。
何度も来ているが、初めて古墳展示室に入った、たいへんおもしろかった。
古墳群の中でも規模のおおきい亀甲山古墳、木が茂っていて、表示板がないと古墳とは気がつかない。

その前からの多摩川。

大正から昭和初めに、この丘の上に浄水場があった、そこも公園の続きになっていた。



続いて、谷底の田園調布せせらぎ公園に下った。ここは多摩川園という遊園地の跡地だ。
第1湧水池の表示があった、崖下から水が流れていたが、現在は汲み上げ水かもしれない。

第2湧水池にはほとんど水がなかった。

汲み上げ水と循環水とで造られている人口の滝と池。

再び丘に上る、多摩川台公園の丘の突端にある多摩川浅間神社、北条政子ゆかりの
12世紀末創建の古い神社。

古くからの信仰を感じる、いろいろな神様がお祀りされている。



残念だが、今日は富士山が見えなかった。

武蔵小杉のビル群。

田園コロシアムの跡地の田園テニス倶楽部、ここも谷底だ。

田園調布駅。ここは丘の中腹。

この本を読みながら散歩すると、いつもの道が昔は川だったとか丘と谷で土地利用が
うまくなされているとかを実感できるので、楽しさがふえる。
田園調布の記事の西半分を残したので、次回に行く。
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縮景園とお城3月2日(金)、6日(火)

2012-03-09 12:17:48 | 縮景園(広島市)
いつものお気に入りコースを歩いた。何度歩いても、おもしろいし、気持ちがいい。


満開の梅、いい香りがした。







ここでの結婚記念撮影は人気のようだ。









梅もきれいだが、マンリョウもきれい。













若い二人連れも多い。









表情の可愛いお嫁さん。



やっと撮ることが出来たカワセミ、ときどき餌を取りに来るのと出くわす。

ここは広島駅に至近距離。

隣の県立美術館売店の三次人形、ほのばのとした味がある。

お城へ向かう歩道、ぼくの好きな道。

お城には何もない、木が茂っているだけ、だからたいへん気に入っている。

お城の展望台から。



お札、お守り売り場で、真剣にお針仕事をしていた。どっきとする美しさだった。



いつ来ても静かで、いいところだ。

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宮島、弥山3月3日(土)

2012-03-08 17:35:38 | 広島とその近辺
誘ってもらって、数人で弥山にのぼった。


大聖院の境内から。























今日、教えてもらって、はじめて気がついたが千畳閣の瓦はロットの違いで、くっきりと
縦じまの模様になっている。何回も眺めているのに気がつかなかった。





イヌガシワ。紺色の実とつぼみがついていた。

イズナンテン。白い実がきれいだった。

お気に入りの石仏と。

だいぶん古いもののようだったが、ヘビのぬけがら。
 
今日は残念なことに帰り道になる直前に左ふくらはぎの「にくばなれ」になってしまった。
大股で踏ん張って、登ったのが原因、山の先輩からは「小股で小股で」と言われていた
のに。
十数年前に台湾での接待ゴルフでなった時とおなじで、「ぷちっ」とか「こきっ」とか
ふくらはぎで音がしたような気がした。
前回は右足で、2、3時間歩けなかったが、今回は歩くことはできたし、痛みもそれほど
ではなかった。しかし、翌朝にはこんなになっていて、痛みも前回よりひどくなった。
月曜に広島で整形外科に行って、ていねいに治療してもらった。
「東京に帰ったら、もう一度必ず診てもらってください」とのことだったので、行きつけの
先生に診てもらったら、「最初の処置が良かったので、だんだんなおるでしょう」とのこと
だった。
しばらくはおとなしくする。
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