14年前、30代半ばで突然父親を亡くし、家業の3代目を継ぐには、100キロを超える巨漢の彼にとっても肩の荷が重かったに違いない。しかし一年後にはよき伴侶を得、一男をもうけ、息子は小学4年生になった。祖父の晩年から3代に亘り仕えた仕事のパートナーの力添えもあり、電気工事事業は順調に伸び、他からの手助けも必要なほど多忙だったらしい。責任感が強く且つ丁寧な仕事ぶりは、仕事関係の誰もが認めるところでもあり、お客様にも好評だが、丁寧過ぎてちょと仕事が遅いという欠点もあったようだ。性格はおとなしいが、父親似で人付き合いも良く、交友関係も幅広く午前様も度々だったという。
その彼の突然の訃報を知らされたのは去る17日の昼過ぎ、取るものもとりあえず駆けつけた時は、ただ眠っているだけ、声をかければ返事が返って来るかと思えた。納棺、お通夜、告別式のすべてに立ち会い、昨日最後の別れを済ませてきた。お通夜の晩は彼の連れ合いと、僕の弟とともに3人での思い出話は真夜中まで続いた。
彼が亡くなった夜、父親ともいえる年齢の、親子3代に仕えた仕事のパートナーの夢枕に立ち、残った仕事の指示までしたという。その彼は奥様に「昨夜誰と話していたの?」と聞かれたと言っていた。真面目な性格の故人の戒名には、名前の1字の他に真・生・善の文字が使われたが、故人とも交際があった住職が彼の人柄から考えてくれたという。
彼の父親は僕の兄、彼が子供の頃の写真はほとんど僕が撮ったものであり、その可愛がりようは忙しい父親を超えていたかもしれない。僕の中の彼は、今も子供の頃のあの日のままで、彼の息子とダブっている。間もなく天国では祖父母や父親との再会が待っているだろう。
その彼の突然の訃報を知らされたのは去る17日の昼過ぎ、取るものもとりあえず駆けつけた時は、ただ眠っているだけ、声をかければ返事が返って来るかと思えた。納棺、お通夜、告別式のすべてに立ち会い、昨日最後の別れを済ませてきた。お通夜の晩は彼の連れ合いと、僕の弟とともに3人での思い出話は真夜中まで続いた。
彼が亡くなった夜、父親ともいえる年齢の、親子3代に仕えた仕事のパートナーの夢枕に立ち、残った仕事の指示までしたという。その彼は奥様に「昨夜誰と話していたの?」と聞かれたと言っていた。真面目な性格の故人の戒名には、名前の1字の他に真・生・善の文字が使われたが、故人とも交際があった住職が彼の人柄から考えてくれたという。
彼の父親は僕の兄、彼が子供の頃の写真はほとんど僕が撮ったものであり、その可愛がりようは忙しい父親を超えていたかもしれない。僕の中の彼は、今も子供の頃のあの日のままで、彼の息子とダブっている。間もなく天国では祖父母や父親との再会が待っているだろう。
優しい叔父さんが居られるのが心強いでしょうね。
甥子さんの突然の死に、
心からお悔やみ申し上げます。
平均寿命が年々延びる時代に、
あまりにも急ぎ過ぎましたね、合掌。
なんとも早いお別れですね。
そのお子様が甥っ子さんとダブってしまう・・・。
なんだか勿忘草さんのかなしみの深さを思うとかける言葉もありません。
心からお悔やみ申します。
元気出して下さいね。
48歳という男盛りに人生が終わってしまいましたが
子供の頃の無邪気な彼が脳裏から離れません。
叔父としては何もしてあげられなくて心残りです。
◆甥っ子(コスモスさん)
食べることが好きだったので成長する過程でどんどん大きくなり
ある時、何キロあるのと聞くと、99キロというので
1キロサバをよんでるだろう、といって笑ったことがあります。
身体は大きくても気がやさしい可愛い奴でした。
◆息子(バジルさん)
小学4年生の彼の息子は時々涙を見せるものの
比較的元気に振る舞っていたので
実感がないのかなと思いましたが
棺に入れる手紙を書くとき、2行書いたところで
泣き出して後が書けなかったそうです。
でも母親と、甥の妹(僕の姪)と一緒に長い手紙を書き終えたと言ってました。
その手紙は母親が写しをとってあるそうです。
激励ありがとうございます。
真面目で正直、丁寧なお仕事にどれだけの方が救われてありがたがっていらっしゃったことでしょう。
戒名の文字が人となりを伝えていますね。
そして、息子さんがおいでなのですね。
勿忘草さんも、見守って行かれることと存じますが、頑張ってと声をかけたいです。 合掌
突然の訃報に、さぞかし驚かれた事と思います。
近しければ近しいほど、すぐには実感が湧かないような気がします。。。
幾つだから良いって事はないのですが、あまりに若い死は辛いものがあります。。。
ご冥福をお祈りいたします。
貧乏の家庭だろうが 幸せな家庭だろうが
お構いなく死はやってくるのだ。
葬儀のアルバイトをしていて死の悲しみを
強く感じている。 だから今生きている時を
大切に生きてゆかなければならない・・と
いつも思っているのだが・・・・
交際のあった住職さんの計らいが感じられるいい戒名です。
子供のころからのやさしい性格は仕事にも表れていたようです。
彼の息子が子供の頃の彼にそっくりなんですよ。
未だに信じられない気持ちです。
◆(エーさん)
電話で一報を知らされたとき、思わず「なにぃ~!」と叫んでいました。
駆けつける電車の中でどれほど何かの間違いであってほしいと思ったことか。。。
若すぎる死は未だに実感が湧きません。
◆死(sibuyaさん)
誰にでもいずれは訪れる死ですが
ある日突然やってくる死は悲しみも大きいですね。
葬儀にかかわることが多いsibuyaさん
その時々の悲しみを見、感じ、それに携わることで
生の意義をより強く感じるでしょうね。
生きていることのありがたさをもう一度考えてみようと思います。