勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

災害は・・・

2011-09-05 23:11:57 | Weblog
 9月5日午後1時、突然複数の消防車のサイレンがけたたましく鳴り響いた。この地域は風俗店が立ち並び、また開業したばかりの区立病院もあり、救急車やパトカー、そして消防車のサイレンには慣れっこになっている。ところが今日のサイレンの鳴り方はいつもと違う。サイレンと共に、地震発生による注意の呼びかけを伝える。8月30日から始まった防災週間最終日の今日、台東区による防災訓練のようだ。


 『天災は忘れた頃にやってくる』は寺田虎彦氏の言葉とされている。氏はいう、「文明が進むに従い、人間は自然を征服しようとし、わずかな科学の知識で大自然を征服したつもりでいる」。更には「人間は何度同じ災害にあっても決して利口にはならぬ」と続ける。

 東日本大震災から5ヶ月足らず、今度は大型台風12号による記録的な大雨で、紀伊半島は土砂災害や河川の氾濫による大きな被害が出たという。いまや、記録的とか予測不能や想定外という言葉は通用しない。いつ自分の身に降りかかるかもしれない災害に、明日は我が身と心する。

 あの3月11日、隣り合って建つ岩手県の釜石東中学校と鵜住居(うのすまい)小学校の生徒は、合流して高台に走ったが、迫る波を見て先生の指示を待たず更に上へと駆け、10分後に校舎は波に飲まれたが、600人近くは無事に逃げ切ったという。

 東日本大震災の教訓として「自分の身を守るためには、自分で考える力を育てるべきだ」との考え方から、岩手の宮古小学校では、判断力や協力心を養うための「全校遊び」を始めたとか。「自分や友達の命を守る力は、普段の『遊び』や『学習』の積み上げ」と話す校長の言に納得する。外で遊ぶことが少なくなった現代っ子の生活習慣を考え直すいい機会かもしれない。とはいえ、自分に我が身を守る能力が備わっているかどうかは疑問だが。。。
 

 

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6 コメント

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こんばんは (バジル)
2011-09-06 00:31:20
『天災は忘れた頃にやってくる』
そうなんですね。
そして人間は、自然さえも、頭脳を使って科学の力で、征服してきたつもりだったのが
自分の想像をはるかに超える、想定外の自然災害の前では、
なす術がないのを知るんですよね。
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災害 (正子)
2011-09-06 06:33:22
3月の震災から半年経ったのですね。
そして今度は大型台風の被害、紀伊半島
が被害を受けて大勢の死亡が報じられ
きのどくです。幸い浦和の高台に住んで
いますので水害の心配はありませんが。
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天災は (陽子)
2011-09-06 10:15:31
っていつも大雨や地震のときには思いだすのにすぐ忘れますね。先日のいきなりぐらぐらっと揺れて、思い出してでもまたすぐ忘れました。いけないいけない
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今晩は (コスモス)
2011-09-06 19:18:52
天災
怖いです。
今日の当たり前の生活が明日はどうなるんでしょう
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大変遅くなりました。 (ippu)
2011-09-06 20:54:16
≪『天災は忘れた頃にやってくる』≫
真実なような、そうでもないような・・・。
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★備えあれば・・・ (勿忘草)
2011-09-07 01:06:43
◆想定外(バジルさん)

自然の猛威にたいして想定外はあり得ませんね。
自然を甘く見た結果が原発事故事故に繋がったのだと思います。

◆被害(正子さん)

自然災害多発の年になりましたが
高台にお住まいなら水害の心配がなくていいですね。

◆油断大敵(陽子さん)

いつ起こるかわからない自然災害
特に直下型地震は怖いですね。

◆天災(コスモスさん)

今日を大切にしましょう。

◆喉元過ぎれば(ippuさん)

熱さも忘れるもの
同じ失敗は繰り返さないで欲しいです。
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