勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

春うらら

2013-04-04 23:17:47 | Weblog
 春の嵐が吹き荒れて一夜が明けると、うららかな早春の陽光が降り注ぐ暖かい一日になった。明日4月5日は二十四節気の5番「清明」というそうだ。


 清明とは、「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略で、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されているらしいが、難しいことはさておき、草木に春の花が咲き、やわらかな東南の風が吹く花の季節となり、日差しも明るく力を増し、万物がいきいきと動き出すことをいうそうである。


 春のうららの隅田川沿いには憩いの場が多く、初夏を思わせる陽気に誘われて、人々のいきいきとした姿が、あちらこちらで見かけられた。


 昨日の風で全ての花は散ってしまったようだが、葉桜の木陰でお弁当を楽しむ母子の幸せそうな姿に、木漏れ日が微笑む。


 散り遅れた桜の下では、公園の遊具で遊びつかれたのだろうか、家族連れで賑わい、春本番を思わせる光景が広がる。


 やわらかな陽射しの空に向かって咲き乱れる、タンポポをはじめとする春の草花に、移ろう季節を感じながら、待ち望んだ春とはいえ時の経つ速さに戸惑う。


 タンポポの花言葉のひとつに「思わせぶり」というのもある。今週末からはまた大荒れになると天気予報が伝える。このうららかな春の陽気も思わせぶりなのか。。。