勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

桜前線

2011-04-05 00:32:37 | Weblog
◇絶望は愚か者の結論です◇

◇溜め息をひとつつくと幸せがひとつ逃げる◇

◇後ろ向きは歩きにくいから前を向いて歩こう◇


 経験豊かな先人の言葉に励まされることは多い。しかし、毎日報道される暗いニュースに、あるときは絶望感に襲われ、あるときは溜め息をつき、あるときは前に進めなくなるときもある。そんな時、ひた向きに、前向きに生きる被災地の方々の姿は、先人のどんな言葉より胸に染みる。


 長引いた冬も、桜前線に追われるかのように、時には後ろ向きに歩きながらも、ようやく前を向いて歩きだしたようだ。やっと5分咲きになろうとしている隅田公園の桜も、春のうららの隅田川の眺めを値千金に変えていた。


 『花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは』『万(よろづ)の事も、始終(はじめをはり)こそをかしけれ』と兼好はいう。新しい年度も始まったばかり、北に向かう桜前線のように、前を向いて歩く季節になればいい。