勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

篝火

2008-12-15 00:00:01 | Weblog
月も朧に白魚の 篝(かがり)もかすむ 春の空

 ご存知、歌舞伎「三人吉三巴白波」での、お嬢吉三の名台詞である。歌舞伎の世界での篝火(かがりび)は春が似合うようだが、冬に似合う篝火もある。  


うす紅色の シクラメンほど 
まぶしいものはない 
恋する時の 君のようです


と、歌われたシクラメン、和名を「カガリビバナ」ともいうらしい。
 花屋の店先には冬の花、ポインセチアとシクラメンが所狭しと並んでいる。中でもひと際、燃えるように辺りを明るく照らしている鉢があった。部屋を明るくしようと屑篭で作った篝火まがいの灯りと並べてみた。

 これで我が家には三つの篝火が揃った。シクラメンの花と、手製の灯りと、僕の頭。どれが一番輝いているかは、ご想像にお任せする。