daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

「救いたい」公開

2014年11月25日 08時26分13秒 | 本・映画・CDなど

11月22日から、

 

映画「救いたい」が全国封切となりました。

国立仙台病院の麻酔科医師が書いた原作を映画化したものです。

 

 

初日、109シネマ富谷に観に行きました。

映画は極めてまじめに作られていました。

が、仙台出身でない役者が取ってつけたように「んだっちゃ」、「いぐっちゃ」、「やるっちゃ」を連発していました。

使い過ぎでなんとも聞き苦しい。

鹿児島県民がいまどき「おいどん」、「ごわす」を使わないのと同じ。

いくら仙台でもそんなに使わない。 

 

 

その他にも突っ込みどころ満載。

松島から国立仙台病院に患者を運ぶのにわざわざ自衛隊のヘリを使うのも不自然。45号線を救急車で行けば30分で着くのにね。

ヘリは自衛隊の宣伝なのかな。自衛隊の好青年(渡辺大)もね。

 

女医役、鈴木京香さんの愛車はVOLVOでしたが、まあ無難な選択か。

ベンツで被災地に乗りつけると反感を持つ観客も出るし、N-BOXでは嘘くさいし。

 

藤村志保さんは加齢のせいかセリフが聞き取りにくくなりました。

去年「八重の桜」のナレーションが評判悪く、途中で降板したんでしたね。

 

手術の場面で、「なにこれ?」と思う大根な外科医のセリフがありましたが、国立病院の武○和○先生の声と気づきました。特別出演だったのね。

しかし国立仙台病院は古くなりましたね、病室も手術室も。 

「Doctor-X」の手術室と比べるべくもない。近々建て替えるらしいけど。

 

当日は初日とあってか、観客は20人余りしかいませんでした。

地元の風景がたくさん出て来ます。宮城県の方はぜひご覧ください。

一部津波の映像もあります。

 

招待券で行ったのでまあ満足して帰って来ましたが、1800円払ってみたらどうかな、という出来。 

エンドロールに協賛「VOLVO」、「自衛隊」と出て、ああなるほどな、と納得。




 

以下は映画の予告編からの抜粋です。

 

2011年3月11日、東北地方は、未曾有の巨大地震に襲われました。

多くの人々が身も心も傷つき、 今もまだ、その誰もが将来への深い不安を抱いています。

しかし、あの日以前の東北の人々が、皆、豊かで満たされていたかというと、決してそうではありません。

過疎化や高齢化の波は既に襲いかかっており、懸案の地域医療の脆弱化は、一向に解決の兆しが見えないままでした。


日本の各地域でも医師不足は慢性的に続き、小児科・産婦人科の医師の数が際立って減り続けていることは周知となりました。

そして、あまり知られていないのが、麻酔科医の不足です。

小規模病院や地方の病院では慢性的に麻酔科医が不足しており、平日の手術が出来ない ―― 週末に大都市から麻酔科医が出張してくるのを待つしかない ―― という事態に陥っています。



ここに、『心配ご無用 ―― 手術室には守護神がいる』という本があります。

著者の川村隆枝さんは、現在(独)国立病院機構仙台医療センターの、麻酔科医長、手術管理部長、ICU統括をされている方です。

麻酔科医になった経緯などの他に、あの東日本大震災の時、川村先生ご自身、仲間や部下、スタッフの皆さんが、どう対処し、どう患者を守ったかが語られます。

高度最先端医療の手術室の中で。患者の身体を守るには自らの身体を投げ出すしかなかった“あの時”。

手術を中止したり、何とか終わらせたり、とにかくも麻酔から目覚めさせ、患者を安全なところに運ぶ ―― そのためにスタッフは全力を尽くしました。

 

ストーリー


川島隆子は仙台医療センターで麻酔科医長を務め優秀な麻酔科医。夫の貞一も医師であり、仙台市街に自宅もある「川島医院」を開院し、立場は違えど医者同士、お互いの仕事を尊重しながら夫婦二人で仲睦まじく暮らしてきた。

そして、2011年3月11日、あの未曾有の震災が起こった――。

その後、突如、貞一は「川島医院」を無期限の休診として自宅を離れ、被災地で地域医療に従事するため診療所を立ち上げた。

の被災地で、地元の人々や多くの患者たちから信頼されている貞一。

あの日を乗り越えて少しでも前向きに生きようとしている人々の笑顔があった。

当然のことながら、心に傷を負ったのは、医師の中にもいた。

医療センターの隆子の部下である若い麻酔科医・鷹峰純子。

彼女は震災で唯一の肉親であった父親を亡くしていた。

そのトラウマから抜け出せない純子のことを、同じ医師として、女性として気に病んでいる。

また父親の探索時に純子と出会った自衛隊員である三崎大樹は純子に恋心を抱いている。

お互いに心惹かれあっているのだが、大樹と会うと純子は父親のことをまざまざと思い出してしまい、どうしても彼を受け入れることが出来ずにいた。

悲しみや厳しい現実を受け入れながら、それを乗り越えようとする人々。

 

  実際の川村先生↓

 


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