daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

まるで別犬! 激やせしたわさお

2013年06月16日 00時10分04秒 | 他の犬たち

2013年6月10日のテレビで放送されたわさお。

フサフサした毛は抜け落ち、顔や足は所々皮膚まで現れている。

耳だけが異様に大きく見え、毛が少なくなったためか体が痩せたように見える。

 

飼い主・菊谷さんは今年、肺炎を患い2か月間の入院生活を送っていた。

現在も携帯酸素ボンベを使いながら暮らしている。

 

菊谷さんの入院中、わさおはある犬の訓練士のもとに預けられた。

訓練士の話によると預かっている間のわさおは不安な様子で、時折寂しげな遠吠えをしていたそうだ。

 

 



菊谷さんは退院後すぐに、わさおを引き取りに行く。

しかし、名前を呼んでもわさおは不機嫌な様子で近寄って来なかったのだ。

その後間もなくして、毛が抜け落ち始めたという。



捨て犬だったわさおを菊谷さんが保護し、飼い始めたのは6年前。

人間不信となっていたわさおは手のかかる、やんちゃな犬だったそうだ。

その冷たく閉ざされた心を癒したのは、間違いなく菊谷さんの深い愛情だった。



だがある日突然、菊谷さんは居なくなり、わさおは馴染みの無い場所に連れて行かれた。

「また捨てられたと思ったんでしょう。何日も顔を見せないもんだから」と、菊谷さんは複雑な表情で語る。



こんなにも長期間、菊谷さんと離れて暮らすことが今まで無かったという、わさお。

捨てられて町をさ迷っていた辛い記憶が、蘇ってきたのだろうか。

 

毎年毛が生え変わる春が過ぎても元のフサフサの姿に戻らず、動物病院で診察を受けても体に異常は発見されなかった。

菊谷さんは「わさお、ごめんな。捨てたわけじゃないんだよ」と毎日、語りかけたという。

すると最近、少しずつ毛が生えてきたそうだ。

 

2010年9月にはこんなにふさふさだった。