愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ナイジェリア-韓国(W杯 グループB)

2010-06-24 21:51:16 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
この大会、初の逆転負けを喫したナジェリア。
アルゼンチン、ギリシャに連敗し、もうあとがない。
ここまで2敗だが、まだ突破の可能性はある。
ギリシャがアルゼンチンに負けて、ここで韓国に勝利する。
すると、3チームが1勝2敗になり、あとは得失点の勝負。
韓国相手に大勝するようなことがあれば、大逆転でのグループリーグ突破も。
韓国は、目標に掲げたグループリーグ突破に向けて、この試合が勝負に。
ギリシャに2-0と勝利したが、前節、アルゼンチンには完全に力の差を見せつけれら、1-4と敗戦。
ここでの失点の多さが響かなければいいが・・・。
このナイジェリアもかなりの強豪だが、いい流れを相手に渡さず、早々に集中を切らすような戦いができれば。

ナイジェリアは、いい形で先制し、これは大逆転の決勝トーナメント進出もあるかに思えた。
スピードでサイドを突破し、中への折り返しを、左から切れ込んできたK・ウチェがうまく合わせてゴール。
これで勢いに乗って、果敢に攻めに出たが、ここからなかなか追加点を奪えない。
そうこうしてるうちに、韓国に同点に追いつかれ、しまいにはFKを直接叩き込まれ逆転されてしまった。
今大会で、ナイジェリアはかなり初ものを引くことが多い。
最初に逆点負けを喫したり、直接FKでゴールを奪われたり、ナイジェリアには運がないのか。
いつもなら、これでずるずるいくブラックアフリカンのチームなんだが、最終戦だからか、ナイジェリアは諦めなかった。
PKで同点に追いつき、試合を振り出しに戻し、ここから更に逆転を狙ったが・・・。
そう全てがうまく運ぶことはなかった。
決勝トーナメントに進出したいって思うのは韓国こ同じで、あの魂のこもった守備をここからこじ開けることができなかった。
経験とスピードのある攻撃陣がいるにはいるんだが、それを操れる中盤の選手が不在。
ミケルがいてくれれば、サッカーの質も変わったんだろうが、どうも個人技任せのサッカーに。
ヤクブ、オデムウィンギー、マルティンス、K・ウチェ、I・ウチェとどんなセットでも強力だし、ここをうまく活かせるようなパサーがいたら、どんなに魅力的だったことか。
この点を解消できず、1分け2敗で南アを去ることに。
守備での大きなほころびがなかったから、もっとうまく攻撃ができ、しっかり90分集中して戦えれば、猛威を振るうこともできたが、欠けてる部分があまりにも多かった。
チームとしての完成度も低かったし、やっぱり監督が今年の2月に就任してるチームが、そうそう大活躍はしないだろう。
ラガーベックをもってしたら、もうちょっと時間をかければいいチームに仕上げただろうし、これからだるが、アフリカのチームで長期政権をってのは難しい。
開催国の南アに次いで、ナイジェリアもアフリカのW杯から姿を消すことに。
スーパーイーグルスは最後まで飛ぶことができなかった。
韓国は、ギリシャの結果を踏まえながらの戦いで、負けたらどうなったかわからないが、同点で推移してれば、いける試合だった。
先制されたときはドキッとしただろうが、ここで慌てるシーンはほとんど見られなかった。
中盤の攻撃的な選手たちが、いつもよりは活躍はできず、点を取るのは難しく感じたが、ここはセットプレーから2得点。
同点に追いついたシーンは、左からのFKで、大外からうまく中に入ってきたイ・ジョンスが、合わせてのゴールで、2点目は今大会初の直接FK。
決めたのはエースのパク・チュヨン。
最近流行の無回転のFKではなく、壁の外を巻いて、GKの手前でワンバウンドする、今大会、GKが一番やらかすシュートを蹴ってきた。
GKが触ることもできず、いいコースに飛び、見事なFKを叩き込んでみせた。
これで1-2と逆転し、このままならギリシャが大勝でもしない限り突破が決まるんだが、諦めなかったナイジェリアに追いつかれ、2-2に。
ここでギリシャの試合が気になったんだろうが、アルゼンチンに押されっぱなしで、攻撃的に出れなかったことは耳に入ってただろうし、失点したこともすぐにピッチに伝わったはず。
こうなると、失点さえしなかったらいいわけで、韓国はそれを最後までやり遂げることができた。
日本みたいに大きな目標を掲げることをせず、現実的かつ難しいことをしっかりやってのけた韓国。
これで、達成感に包まれるのではなく、更に上を狙って戦ってもらいたい。
決勝トーナメントの最初の相手はウルグアイだし、ここも何かやってくれるかもしれん。
2位通過ってのが、逆によかったかもしれん。

スコア 2-2

<得点者> 
ナイジェリア   K・ウチェ、ヤクブ
韓国       イ・ジョンス、パク・チュヨン     
~愛丸's MVP~
K・ウチェ(先制点時の動きも見事だったが、その他の動きでもなかなか切れが感じられた。もっとこの男をうま使えてたら、違った展開になったかも)

オーストラリア-セルビア(W杯 グループD)

2010-06-24 17:05:43 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
この両チームにもグループの突破が。
オーストラリアは初戦のドイツ戦での4失点ってのがかなり響いてるが、最終節にドイツがガーナに敗れれば、ここを勝利で飾れば、突破が可能。
ドイツが勝つことになっても、大量点で勝利するればなんとかなる。
オーストラリアは、ここは攻撃的に振る舞い、なんとか数多くの得点を挙げないと。
ケイヒルが戻ってくるのは朗報か。
セルビアは、ドイツを破ったあの魂で、この試合もやれれば、グループ突破はそう難しくない。
もうひとつの試合の結果を気にしながらの戦いではなく、ここは自分たちの持ってるものを全て出し、勝利ですっきり突破を決めたい。
初戦のような展開だと、まさかの展開にもなるが、前節の戦いができれば、負けることはないだろう。
コンディションに不安はあるが・・・。

オーストラリアは、やっとこの最終節で、勝利を挙げることができた。
ただ、このスコアでの勝利では、上に進むことができない。
ドイツがガーナに負けてくれたらよかったんだが、ドイツが2戦続けて失態を演じることはなかった。
この勝利で、2チームが1勝1敗1分けで、並んだわけだが、得失点差で、ガーナが決勝トーナメントに。
これを考えたら、やっぱり初戦のあの大量失点が響いた。
2節とこの最終節を見てると、どうしてあそこまで点を取られたのかわからないが、あれをもっとうまく戦えてたら・・・。
それにしても、今のオーストラリアはシュウォーツァーで持ってるようなチーム。
この試合でも、前半は、この男のビッグセーブで失点を防いだ。
ヨバノビッチの資金距離からのシュートを右手一本で防いだシーンは圧巻だった。
フルアムであれだけやれてることをそのまま代表で見せてくれた。
ここで失点をせず、守備で流れをつかんだオーストラリアは、後半、ケイヒルが得意のヘッドで先制。
そう大きい選手ではないんだが、ヘディングはかなりうまい。
ケネディの方がでかいんだが、ヘッドでの得点となると、ケイヒルの方が期待が持てる。
ケネディはヴィディッチとのマッチアップにそうとう苦労したんだが、ケイヒルはヴィディッチにマークされてもうまく決めてみせた。
この得点でチームに勢いがつき、選手交代もずばりはまり、途中出場のホルマンが見事なロングシュートで2点目をゲット。
このまま目標とする4得点まで突き進むかと思われたが、そう甘いものではなかった。
シュウォーツァーが弾いたボールをパンテリッチにつめられて痛恨の失点。
これで、オーストラリアの奇跡の決勝トーナメント進出は夢に終わってしまった。
ケネディ、ケイヒルの縦の2トップで攻撃的に出れたし、選手交代も絶妙。
この戦いが、もっと前にやれてればもしかしたもしかしたかもしれんが、たらればを言っても始まらない。
エンジンがかかるのが遅かった。
この結果を見ると、ほんとにドイツ戦が悔やまれる。
悔しい思いをしたのはセルビアも同じか、それ以上だろう。
前節、あのドイツを完封し、一気にグループリーグ突破に近づいたかに思えたが、この試合では、あの魂が炸裂せず。
前半、いい形で攻めることができてたが、ここで点が奪えなかったのが痛かった。
それにドイツが先制したことも多少影響したか。
これでオーストラリアには大量得点が必要で、これが現実的ではないし、そうオーストラリアが出てくることはないと踏んだのかも。
積極的な選手交代もせず、全てが後手にまわってしまった。
もっと勝ちにいく姿勢を出さないと、こんな結果になってしまう。
あれだけのサッカーができ、ドイツを無失点に抑えたのがうそのようなできだった。
取るべきシーンで取れなかったのが、悪い流れを作った要因だったかも。
それに、あのドイツ戦での疲労が抜けきれてなかった。
中盤の選手たちのダイナミズムさがなかったし、スタンコビッチがいい場面に顔を出すシーンも少ない。
ジキッチのポストも近くに選手がいまいから効果的ではなかったし、得点を期待された両サイドもいままでみたいな動きではなかった。
後半、2点を奪われ、1点返したかではよかったが、ここから更にいくだけの力が残ってなかった。
いいサッカーを展開できるセルビアなんだが、最後はフィジカル面での脆さが出てしまった。
ドイツ戦も最後はいっぱいいっぱいだったし、そこかたの回復がなされてなかった。
あれだけの選手がいるにもかかわらず、このグループリーグで敗退したことはもったいない気もするが、これが勝負と言うもの。

スコア 2-1

<得点者> 
オーストラリア  ケイヒル、ホルマン
セルビア     パンテリッチ     
~愛丸's MVP~
シュウォーツァー(第2節に引き続き最高のパフォーマンスを披露。1失点したシーンではこの男のハンブルからだったが、それを上回るセーブを披露した)

スロベニア-イングランド(W杯 グループC)

2010-06-24 15:33:45 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
スロベニアだけ、ドローでの突破が決まる状況。
ただ、イングランドが相手だし、それを狙ってできるかどうか・・・。
組織だった守備で、ここまでなんとかやれてこれてるから、ここもできなくもないだろうが、ここまでの2試合とは相手が違う。
後がないイングランドの攻撃は半端ないだろうし、守ってばっかりだと、痛い目を見るかも。
イングランドは何がなんでも勝ち点3が必要。
点を取ってのドローならまだ可能性もあるが、イングランドのサポーターも関係者も選手も、誰もそれは望んでないだろう。
決勝トーナメントでしっかり戦えるように、ここで流れに乗りたいはず。
それができるだけのメンバーだし、イングランドの本当の力を見せてもらいたい。
取るべき選手がしっかり取り、守るべき選手がしっかり守れば結果はついてくるはず。

スロベニアは、前半に失点し、ずっとリードを許した展開だったが、もうひとつの試合がスコアレスのまま推移してたし、このままでも勝ち抜けが決まる状況だった。
試合終了のホイッスルを聞いた段階でも、まだ勝ち抜けれると思ってたはず。
それが、アメリカがATに奇跡のゴールを奪って、なんとアメリカが首位通過。
こうなることがあるわけで、スロベニアはこの試合をきっちりドロー以上の結果で終えたかったはず。
全くチャンスがないわけではなかった。
イングランドの攻撃にも耐えれてたし、少ないチャンスではなったが、点は取れたはず。
やっぱり取れるときに取らないと、このような結果に。
後半、ノバコビッチ、デディッチ、ビルサと連続でゴールで襲い掛かったが、これを決めれず。
ノバコビッチ、デディッチのシュートは、イングランドのDF陣がきっちり守ったものだったが、最後のビルサは得意の左足でシュートを打てた。
もっと落ち着いて狙ってれば決めれたシーンだったし、このシュートミスが、グループ敗退に繋がったといっても過言ではない。
ここで決めて、しっかり守れれば、通過が決まったわけで、ほんとに悔やまれるシーン。
失点したシーンもあれは、デフォーを誉めるべきだし、手に当てたハンダノビッチもそうとう悔しいとは思うが、あれは仕方ない。
その後、しっかりファインセーブで失点をしなかったことを自信にするべき。
オシム、ヒディングと、大会が始まる前からこのスロベニアを絶賛してたが、その力は十分発揮できたはず。
死ぬ気で襲い掛かってきたイングランドを1点に押さえたわけだし、この経験と自信を、次のEUROに繋げられれば。
こういう大会で、守備の重要性を見せてくれたチームだし、ここで終わってしまうが、胸をはって帰国していいのでは?
イングランドは前半20分過ぎに上げたデフォーの虎の子の1点をきっちり守りきった。
スロベニアの攻撃陣を考えると、1点を取れれば勝てるとは思ってたが、まさにその通りの展開に。
この試合、ルーニーのパートナーはデフォー。
これまでヘスキーが務めてたが、それよりは、まだルーニーはやりやすそうだった。
ただ、まだ本来のルーニーの調子ではないし、これから大事な決勝トーナメントが始まるわけで、そこで、力を出してくれれば。
中盤は、右にミルナー、左にジェラード、セントラルはランパードとG・バリー。
これまでみたいにランパードとジェラードを中盤で並べることはしなかった。
これがいい攻撃を展開できた要因。
カペッロは予選でも、このジェラードをサイドに置く布陣で結果を出してきてたわけで、やっと、これがベストだったと思い出したんだろう。
結果、1点しか取れてないが、可能性のある攻撃はできてたし、後は選手個々の調子が上向きになってくれば、下馬評通りの結果は残せそう。
とりあえず、最低の目標であるグループ突破を果たせたイングランドだが、アメリカが勝ったせいで、このグループを2位で通過することに。
そうなると、トーナメントの初戦はドイツ。
いきなりのビッグマッチだが、もういろいろ言ってる状況ではないから、ここは正面からドイツにぶつかっていくしかない。
現状ではドイツの方が調子はいいが、選手個々のレベルを見るとイングランドに分がある。
それを活かして戦うことができれば、結果はついてくるはず。
ルーニーに得点が生まれれば、チームも勢いに乗れるだろうし、ここを突破すれば、もっと上にいける気がする。
カペッロがあれだけ喜んだシーンも見たことがなく、チームの状態はこれでよくなるだろう。

スコア 0-1

<得点者> 
イングランド   デフォー     
~愛丸's MVP~
ミルナー(この男が右にいたおかげで、こっちサイドの守備も強化され、攻撃でもいい部分を披露した。アシストもしたし、縦への選手より、この男が右にいた方が安定する)

ガーナ-ドイツ(W杯 グループD)

2010-06-24 12:09:15 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
前節、ドイツが敗れたことにより、このグループは大混戦に。
初戦でドイツに大敗したオーストラリアがちょっと厳しい状況ではあるが、それでも突破の可能性がないわけではない。
この両チーム、勝てば自力での突破が決まる。
この気持ちが強いのはドイツだろう。
ここも負けるとなると、かなりグループ突破が厳しくなるので、もうひとつの試合がどうのこうのを考えず、とにかくこの試合に集中してくるだろう。
ガーナは、ここで負けても、突破が可能。
気持ち的にはなかり余裕を持って戦うことができそう。
自慢の守備でドイツを食い止め、一瞬のチャンスをついて点が奪えれば万々歳だろう。
ただ、ガーナは攻撃に難があり、ここまでPKでの2得点しかない。
今後も見据えれば、流れの中から点が欲しい。

ガーナは、この試合でも流れの中から点が奪えず。
PKも与えてもらえなかったし、今大会初の無得点に。
ただ、守備ではやっぱりいいところを発揮してみせた。
これがブラックアフリカンのチームかと思うぐらい、組織だったいい守備を披露。
この守備があれば、決勝トーナメントでも戦っていけるはず。
エジルに見事なミドルを叩き込まれ、この1点に泣いたガーナだったが、もうひとつの試合でオーストラリアが勝利し、得失点差でガーナが2位通過。
攻撃面での課題が山ほどあり、決勝トーナメントではかなり苦しむとは思うが、点を与えなかったら、負けることはない。
PK戦の準備もこれからやっていくはず。
この試合、安定した守備を披露したのは、何もDF陣だけではない。
一番よかったのがアンカーのアナン。
この男の危機察知能力と、カバーリング、このポジションで必要なものを全て高い次元でこなしてる。
ドイツもここを掻い潜るのに、必死だったし、今のガーナにはなくてはならない選手。
機を見て攻めあがることもあるし、リズムを作ってるのはこの男。
ここでコンビを組むのがK・P・ボアテンクだが、この試合は、地元ドイツが相手ってこともありちょっと気負ってた感じが。
ボールをこねくり回すシーンが多く、もっとシンプルにプレーできてれば、チャンスは増えたかもしれん。
弟がドイツの左SBで先発し、これまでのW杯で、初めて兄弟対決が実現した。
国での戦いだし、普通は兄弟が戦うなんてことはないんだろうが、代表の選出での規制緩和で、これが実現した。
実際、マッチアップするシーンはなかったが、このふあtりにとっては何か感じるものがあったはず。
何度も言うが、ガーナの守備は決勝トーナメントでも戦えるレベルではなるが、攻撃には難がある。
もっとギャンの近くでプレーする選手を増やすとか、2トップを採用するとか、これからは負けてOKな試合はないし、無失点でいってもPK戦で負けることも。
アフリカの期待を一身に背負っての戦いになるだろうし、どうにかこの問題を解決してもらいたい。
ドイツは、若手主体のチームであっても、ドイツ特有のあの諦めない力を十分に発揮することができた。
初戦のオーストラリア戦ほどの爆発力はなかったが、点を取るまではほとんどドイツのペース。
もっと早く点が取れたんだが、これはキングソンの好守に阻まれた。
この試合もエジルが好調で、パスを出すだけでなく、裏への飛び出し、フィニッシュを積極的な動きが目立った。
ミュラーとのコンビもいいし、このコンビで点が生まれた。
右でミュラーが起点になり、ここから中へのクロスではなく、ペナルティアークでフリーになってたエジルへのマイナスのパス。
これを豪快に決めてみせた。
ここまでファインセーブを何度も披露してたキングソンも何もできなかった。
このミドルでドイツは一気に楽になり、グループ突破もほぼ確実に。
この後、何度かピンチを迎えたが、ここは両SBの中への絞りだったり、気を抜くことなく対応し、無失点で切り抜けた。
同点でのグループの突破は見えたんだが、しっかり勝っての首位通過。
これぞドイツ。
イングランドとの対戦になろうが、グループを1位で突破し、チームに勢いを。
トーナメントの初戦から難しい戦いになるが、今のドイツの力だったら、イングランドに勝つことはできそう。
ただ、シュバインシュタイガーがハムストリングのケガで途中退場したのは気になる。
果たして誰が代役を務めるか。

スコア 0-1

<得点者> 
ドイツ   エジル     
~愛丸's MVP~
ラーム(この試合は攻撃参加よりも守備でチームに貢献。中へ絞っての守備で失点を防いだ。それに、この難しい試合をキャプテンとしてよくチームを纏め上げた)

アメリカ-アルジェリア(W杯 グループC)

2010-06-24 10:19:00 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
諸事情により、この試合を先に観戦することに・・・。
本来ならイングランドを優先すべきなんだろうが、どうしても、こっちが先になってしまった。
イングランド戦は、また後ほど。
アメリカは、ここまで追いついてのドロー劇を2度演じて、ここまで勝ち点2。
ここでしっかり勝利できれば、イングランドとスロベニアの結果がどうなろうと、グループ突破が決まる。
ここまでまだ取れてない先制点をきっちり奪うことができれば、勝利へぐっと近づく。
アルジェリアは、まずはこの試合に勝利すること。
イングランドとのスコアレスドローで、かなり自信はついただろうし、ひょっとしたらここもやるかもしれん。
これを考えると初戦のあの失点さえなかったら・・・。

アメリカが、最後の最後に決めてみせた。
何度決定機が訪れたかわからないが、これをことごとく、アルジェリアのGKエムボリにはじき返された。
決定的なシーンでもポストやらミスやらでGKに止められなくても決めることができず、このままグループリーグ敗退かと思われた。
イングランドが1-0とリードしてる状況が続いてたから、アメリカは、この試合に勝たないことには上には進めなかった。
90分攻撃を続けたが、点が奪えず、点が取れたのはAT。
カウンターからいい攻撃ができ、これは決まっただろうと思われる攻撃もエムボリに止められ、またダメかと思ったそのこぼれをドノバンがつめてゴール。
このゴールがアメリカを決勝トーナメントに導いた。
デンプシー、アルティドール、ゴメス、ハドルと誰もが取れなかったが、ここってところでドノバンが仕事をした。
ドノバンからのいいパスで決定機を作り出し、そのたびに決めきれず、この男もイライラしてたことだろう。
それを最後に自分が取ってみせた。
アメリカにはこの男がいないとダメ。
あれだけ攻撃しても、点が入らず、イングランドが勝ってる状況で、選手たちもそうとう焦ったはず。
だから決まらなかったってことはないんだろうが、ほんと、ここまで決まらないかと、びっくりした。
運がなかったってことで、ここで終わってもおかしくない状況で、コンフェデの準優勝もフロックかに思われた。
それがなんのなんの運がないなんてことはまるでなく、実は、最高の運の持ち主だったかも。
今後、こういう試合を経験したことが活きてくるだろうし、コンフェデの再現もあるかも。
点は決まらなかったが、いい攻撃は展開できてたし、ここを突破したわけで、アメリカが台風の目になってもおかしくない。
ドノバン、デンプシーの攻撃的な中盤のコンディションはいいし、センターのふたりも攻守で貢献できてる。
トップもからだの切れは感じられてるから、この攻撃陣が勢いに乗れば、もっと点は取れるはず。
生みの苦しみを味わったアメリカは一回りもふた回りも大きくなったことだろう。
アルジェリアは、勝たないといけない状況ではなったが、あれだけアメリカに攻め込まれると、それを耐えるのに精一杯。
守備陣の奮闘と言うよりかは、GKエムボリのバカ当たりで失点を防いでた。
このGK、4点、5点は防いでる。
正面をつくシュートも多かったんだが、これは、この男のポジショニングがいいから。
スーパーセーブが多かったわけではなく、しっかりしたポジションでアメリカの猛攻を防いだ。
ただ、ここが目立つようだとアルジェリアのグループリーグ突破はない。
もっと攻めに転じれればよかったんだが、あれだけ攻め込まれて、そこからカウンターってのもこのレベルのチームでは難しい。
それでもチャンスがゼロではなかったことを考えれば、よくやった方だろう。
ここまでの2戦で目立ったジアニ、イエブダ、ベラージも守備にまわることが多く、ベラージのオーバーラップはこれまでの2試合を比べると格段に少なかった。
後半のAT、グループ突破にわずかな望みを託し、攻撃に出たとこをつかれての失点で、これを責めることはできない。
このカウンターも一度はエムボリはストップしてるし、最後まで、このGKのレベルの高さを伺わせた。
このパフォーマンスを考えると、初戦のあの失点もしなくてよかったのかもしれん。
ほんとにあの失点が残念でならない。
これでこのグループはなんだかんだで予想通りイングランド、アメリカがグループを突破。
ただ、順位はアメリカが1位で、イングランドが2位とここは予想とは逆になった。

スコア 1-0

<得点者> 
アメリカ   ドノバン     
~愛丸's MVP~
ドノバン(いいパスを出しても決めてもらえず、90分我慢の展開が続いたが、ATにここってところで大仕事をやってのけた。このゴールが今後アメリカに与える影響は絶大)