愛丸のサッカー観戦記

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スロベニア-イングランド(W杯 グループC)

2010-06-24 15:33:45 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
スロベニアだけ、ドローでの突破が決まる状況。
ただ、イングランドが相手だし、それを狙ってできるかどうか・・・。
組織だった守備で、ここまでなんとかやれてこれてるから、ここもできなくもないだろうが、ここまでの2試合とは相手が違う。
後がないイングランドの攻撃は半端ないだろうし、守ってばっかりだと、痛い目を見るかも。
イングランドは何がなんでも勝ち点3が必要。
点を取ってのドローならまだ可能性もあるが、イングランドのサポーターも関係者も選手も、誰もそれは望んでないだろう。
決勝トーナメントでしっかり戦えるように、ここで流れに乗りたいはず。
それができるだけのメンバーだし、イングランドの本当の力を見せてもらいたい。
取るべき選手がしっかり取り、守るべき選手がしっかり守れば結果はついてくるはず。

スロベニアは、前半に失点し、ずっとリードを許した展開だったが、もうひとつの試合がスコアレスのまま推移してたし、このままでも勝ち抜けが決まる状況だった。
試合終了のホイッスルを聞いた段階でも、まだ勝ち抜けれると思ってたはず。
それが、アメリカがATに奇跡のゴールを奪って、なんとアメリカが首位通過。
こうなることがあるわけで、スロベニアはこの試合をきっちりドロー以上の結果で終えたかったはず。
全くチャンスがないわけではなかった。
イングランドの攻撃にも耐えれてたし、少ないチャンスではなったが、点は取れたはず。
やっぱり取れるときに取らないと、このような結果に。
後半、ノバコビッチ、デディッチ、ビルサと連続でゴールで襲い掛かったが、これを決めれず。
ノバコビッチ、デディッチのシュートは、イングランドのDF陣がきっちり守ったものだったが、最後のビルサは得意の左足でシュートを打てた。
もっと落ち着いて狙ってれば決めれたシーンだったし、このシュートミスが、グループ敗退に繋がったといっても過言ではない。
ここで決めて、しっかり守れれば、通過が決まったわけで、ほんとに悔やまれるシーン。
失点したシーンもあれは、デフォーを誉めるべきだし、手に当てたハンダノビッチもそうとう悔しいとは思うが、あれは仕方ない。
その後、しっかりファインセーブで失点をしなかったことを自信にするべき。
オシム、ヒディングと、大会が始まる前からこのスロベニアを絶賛してたが、その力は十分発揮できたはず。
死ぬ気で襲い掛かってきたイングランドを1点に押さえたわけだし、この経験と自信を、次のEUROに繋げられれば。
こういう大会で、守備の重要性を見せてくれたチームだし、ここで終わってしまうが、胸をはって帰国していいのでは?
イングランドは前半20分過ぎに上げたデフォーの虎の子の1点をきっちり守りきった。
スロベニアの攻撃陣を考えると、1点を取れれば勝てるとは思ってたが、まさにその通りの展開に。
この試合、ルーニーのパートナーはデフォー。
これまでヘスキーが務めてたが、それよりは、まだルーニーはやりやすそうだった。
ただ、まだ本来のルーニーの調子ではないし、これから大事な決勝トーナメントが始まるわけで、そこで、力を出してくれれば。
中盤は、右にミルナー、左にジェラード、セントラルはランパードとG・バリー。
これまでみたいにランパードとジェラードを中盤で並べることはしなかった。
これがいい攻撃を展開できた要因。
カペッロは予選でも、このジェラードをサイドに置く布陣で結果を出してきてたわけで、やっと、これがベストだったと思い出したんだろう。
結果、1点しか取れてないが、可能性のある攻撃はできてたし、後は選手個々の調子が上向きになってくれば、下馬評通りの結果は残せそう。
とりあえず、最低の目標であるグループ突破を果たせたイングランドだが、アメリカが勝ったせいで、このグループを2位で通過することに。
そうなると、トーナメントの初戦はドイツ。
いきなりのビッグマッチだが、もういろいろ言ってる状況ではないから、ここは正面からドイツにぶつかっていくしかない。
現状ではドイツの方が調子はいいが、選手個々のレベルを見るとイングランドに分がある。
それを活かして戦うことができれば、結果はついてくるはず。
ルーニーに得点が生まれれば、チームも勢いに乗れるだろうし、ここを突破すれば、もっと上にいける気がする。
カペッロがあれだけ喜んだシーンも見たことがなく、チームの状態はこれでよくなるだろう。

スコア 0-1

<得点者> 
イングランド   デフォー     
~愛丸's MVP~
ミルナー(この男が右にいたおかげで、こっちサイドの守備も強化され、攻撃でもいい部分を披露した。アシストもしたし、縦への選手より、この男が右にいた方が安定する)