愛丸のサッカー観戦記

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オーストラリア-セルビア(W杯 グループD)

2010-06-24 17:05:43 | 各国代表戦
観戦日 6/24(木)       

愛丸’s チェック
この両チームにもグループの突破が。
オーストラリアは初戦のドイツ戦での4失点ってのがかなり響いてるが、最終節にドイツがガーナに敗れれば、ここを勝利で飾れば、突破が可能。
ドイツが勝つことになっても、大量点で勝利するればなんとかなる。
オーストラリアは、ここは攻撃的に振る舞い、なんとか数多くの得点を挙げないと。
ケイヒルが戻ってくるのは朗報か。
セルビアは、ドイツを破ったあの魂で、この試合もやれれば、グループ突破はそう難しくない。
もうひとつの試合の結果を気にしながらの戦いではなく、ここは自分たちの持ってるものを全て出し、勝利ですっきり突破を決めたい。
初戦のような展開だと、まさかの展開にもなるが、前節の戦いができれば、負けることはないだろう。
コンディションに不安はあるが・・・。

オーストラリアは、やっとこの最終節で、勝利を挙げることができた。
ただ、このスコアでの勝利では、上に進むことができない。
ドイツがガーナに負けてくれたらよかったんだが、ドイツが2戦続けて失態を演じることはなかった。
この勝利で、2チームが1勝1敗1分けで、並んだわけだが、得失点差で、ガーナが決勝トーナメントに。
これを考えたら、やっぱり初戦のあの大量失点が響いた。
2節とこの最終節を見てると、どうしてあそこまで点を取られたのかわからないが、あれをもっとうまく戦えてたら・・・。
それにしても、今のオーストラリアはシュウォーツァーで持ってるようなチーム。
この試合でも、前半は、この男のビッグセーブで失点を防いだ。
ヨバノビッチの資金距離からのシュートを右手一本で防いだシーンは圧巻だった。
フルアムであれだけやれてることをそのまま代表で見せてくれた。
ここで失点をせず、守備で流れをつかんだオーストラリアは、後半、ケイヒルが得意のヘッドで先制。
そう大きい選手ではないんだが、ヘディングはかなりうまい。
ケネディの方がでかいんだが、ヘッドでの得点となると、ケイヒルの方が期待が持てる。
ケネディはヴィディッチとのマッチアップにそうとう苦労したんだが、ケイヒルはヴィディッチにマークされてもうまく決めてみせた。
この得点でチームに勢いがつき、選手交代もずばりはまり、途中出場のホルマンが見事なロングシュートで2点目をゲット。
このまま目標とする4得点まで突き進むかと思われたが、そう甘いものではなかった。
シュウォーツァーが弾いたボールをパンテリッチにつめられて痛恨の失点。
これで、オーストラリアの奇跡の決勝トーナメント進出は夢に終わってしまった。
ケネディ、ケイヒルの縦の2トップで攻撃的に出れたし、選手交代も絶妙。
この戦いが、もっと前にやれてればもしかしたもしかしたかもしれんが、たらればを言っても始まらない。
エンジンがかかるのが遅かった。
この結果を見ると、ほんとにドイツ戦が悔やまれる。
悔しい思いをしたのはセルビアも同じか、それ以上だろう。
前節、あのドイツを完封し、一気にグループリーグ突破に近づいたかに思えたが、この試合では、あの魂が炸裂せず。
前半、いい形で攻めることができてたが、ここで点が奪えなかったのが痛かった。
それにドイツが先制したことも多少影響したか。
これでオーストラリアには大量得点が必要で、これが現実的ではないし、そうオーストラリアが出てくることはないと踏んだのかも。
積極的な選手交代もせず、全てが後手にまわってしまった。
もっと勝ちにいく姿勢を出さないと、こんな結果になってしまう。
あれだけのサッカーができ、ドイツを無失点に抑えたのがうそのようなできだった。
取るべきシーンで取れなかったのが、悪い流れを作った要因だったかも。
それに、あのドイツ戦での疲労が抜けきれてなかった。
中盤の選手たちのダイナミズムさがなかったし、スタンコビッチがいい場面に顔を出すシーンも少ない。
ジキッチのポストも近くに選手がいまいから効果的ではなかったし、得点を期待された両サイドもいままでみたいな動きではなかった。
後半、2点を奪われ、1点返したかではよかったが、ここから更にいくだけの力が残ってなかった。
いいサッカーを展開できるセルビアなんだが、最後はフィジカル面での脆さが出てしまった。
ドイツ戦も最後はいっぱいいっぱいだったし、そこかたの回復がなされてなかった。
あれだけの選手がいるにもかかわらず、このグループリーグで敗退したことはもったいない気もするが、これが勝負と言うもの。

スコア 2-1

<得点者> 
オーストラリア  ケイヒル、ホルマン
セルビア     パンテリッチ     
~愛丸's MVP~
シュウォーツァー(第2節に引き続き最高のパフォーマンスを披露。1失点したシーンではこの男のハンブルからだったが、それを上回るセーブを披露した)