愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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チリ-スペイン(W杯 グループH)

2010-06-26 07:06:47 | 各国代表戦
観戦日 6/26(土)       

愛丸’s チェック
上の3つにグループ突破の可能性が。
この両チームの対戦で勝敗がついて、スイスがホンジュラスに勝つようなことがあると、いろんなパターンで突破が決まる。
チリが勝てば、スイスの結果に関係なく突破は決まる。
スペインが勝てば、スイスの結果次第で、チリかスイスのどちらかが突破。
この試合がドローだったら、スイスの結果でスイスがスペインが突破ってことに。
とにかく、2試合で動きを見ながらの試合になるだろうし、激しい展開になってしれればいいんだが・・・。
チリはとりあえず失点しなければ、突破。
スペインはとにかく点を取れれば望みが繋がる。
できれば、ブラジルとの対戦を避けたいだろうから、なんとか複数点を奪って首位通過したいだろう。

チリは、オールコートでのプレッシングで、かなりスペインを追い詰めるようなサッカーをやろうとしてたんだが、これがいい面と悪い面が出てしまった。
気持ちのこもったプレーで、熱い感じはよかったんだが、これが熱くなりすぎた部分が。
早い段階でイエローを多くもらい、ポンセ、ミデルは、この段階で、次節の出場停止が決定。
サスペンションのカルモナに代わってアンカーに入ったエストラーダは前半の30分過ぎに2枚目をちょうだいし、退場に。
この退場劇のときに2失点目を食らい、チリはかなり窮地に追い込まれてしまった。
これでもスイスがドロー以下の結果だなら突破も決まるんだろうが、それに期待してもどうかと・・・。
ここで後半の頭になんと2枚の選手交代。
ここにビエルサのすごさが伺われた。
とりあえず、得失点差をひとつ詰めれば、スイスは2点以上の得点が必要になるし、スペインだけでなく、スイスにもプレッシャーをかけれる。
それが見事にはまった形に。
数的不利な状況だが、攻撃陣の顔ぶれが変わったことで、スペインのDF陣に多少のもたつきが。
そこをうまくついて途中出場のミジャールのミドルが、ピケにリフレクトし、ゴール。
これでスコアは2-1。
このスコアが厄介だった。
スイスは依然無得点だったし、この2-1というスコアだと、もしスイスが1点を奪っても、突破は、このチリとスペインってことになる。
ここからチリも前にいく力をゆるめ、スペインの攻撃に耐えることを選択。
これに呼応するかのようにスペインも激しく攻めることがなくなかった。
チリは自陣でしかプレッシャーをかけなくなったし、そのプレッシャーによりスペインはバックパスを主体とする後ろ向きのサッカーに。
この段階で、スカッとスイスが2点でも奪ってくれれば、試合も盛り上がったんだろうが、そううまく事は運ばなかった。
これが第3戦目の戦い方って言えばそれまでだが、前半があれだけおもしろい展開になってたから、一気にトーンダウン。
この両チームには決勝トーナメントで自慢の攻撃力を発揮してもらおう。
スペインは前半で2点を奪い、とりあえず、やることはきっちりやった。
チリが退場者を出し、数的優位になったところで、追加点を狙うことよりも失点を重ねないことを選択。
後半の頭に失点し、リードが1点になっても、チリがここで引くことを選択したから、これに乗っかる形に。
このグループリーグは、スペクタクルな試合で観客を魅了するよりも、まずは突破するという結果が必要。
それを考えれば、これはこれでいいのかも。
ビジャがC・ブラボの不要な飛び出しからのキックミスをついて、無人のゴールに突き刺したあのシュートでいける感じになり、いい時間に2点目もゲット。
ここまでケガで長いこといいプレーができてなかったイニエスタがようやくイニエスタらしいプレーをできた瞬間。
後半、縦への突破も見せてたし、この男が決勝トーナメントで鍵を握る存在になりそう。
F・トーレスもイニエスタ同様、早くコンディションを上げてもらいたいんだが、まだ、こっちは時間がかかりそう。
この試合の後半から起用された選手は周りのペースが上がらず、なかなか自分たちのプレーを発揮できず。
セスクも凡庸な選手だったし、J・マルチネスもダイナミズムな動きが見られず終い。
これでは今後のテストの意味合いもなく、いざ勝負って場面で、やれるかどうか・・・。
できれば、チリにあわせるのではなく、もっと点を狙っていくサッカーをやってもらいたかった。
それが決勝トーナメントにも繋がると思うんだが・・・。

スコア 1-2

<得点者> 
チリ    ミジャール
スペイン  ビジャ、イニエスタ     
~愛丸's MVP~
イニエスタ(この男の復活が近づいてきてる。ここまでのパフォーマンスができればそれなりに満足だろうが、まだやれる選手。得点を取れたことはなにより)

北朝鮮-コ-トジボワール(W杯 グループG)

2010-06-26 01:33:21 | 各国代表戦
観戦日 6/25(金)       

愛丸’s チェック
このグループの最終戦も同時観戦。
北朝鮮は、前節の大敗で、ブラジル戦での出来を全て帳消しに。
それで、このグループでの敗退が決まり。
あとは、もう2度とあんな失態を繰り返さないような試合をやるだけ。
監督が炭鉱行きみたいな報道もあるが、ブラジル相手にあれだけやれたことをもっと評価してもいいかも。
チョン・テセという世界でもやれるようなFWも発見できたわけで、そうネガティブにならないように戦ってもらいたい。
コートジボワールはポルトガルがやったような試合をここでするだけ。
それでいて、ポルトガルがブラジルに敗れるような展開にならないと。
他力で、なおかつ大量得点が必要と、難しい試合ではあるが、なんとかそれを成し遂げてもらいたい。
アフリカ勢は、ガーナだけしか突破を決めてないし、ここはエレファンツにもなんとか突破してもらいたいんだが・・・。

北朝鮮は、やっぱりどこか前節のポルトガル戦を引きずってた。
あれを忘れて戦えってのが難しいか。
ブラジル戦で、あれだけがんばった守備は見られなかった。
コートジボワールにも押されっぱなしだったし、前半の早いうちに2失点を喫し、またまた大量点を食らうかと思われた。
ただ、この試合は全部で3失点で済んで、なんとか2試合連続で恥をかくことはなかった。
3点取られたってことも胸を張れる内容ではないんだが、7失点に比べると、その半分だし、よくやったっていえるかも。
よくを言えば、チョン・テセに得点を取ってもらいたかったが、それは無理だった。
決定機は訪れたんだが、それを決めることはできなかった。
ここで1点でも取ってればヨーロッパのクラブにアピールできてのに・・・。
北朝鮮は、こおれで3戦全敗で、このW杯を終了。
やっぱり時代遅れのサッカーでは限界があるし、この国がもっと常連国になるには、もっともっと世界を見ないといけない。
コートジボワールは、いい時間に先制し、早いうちに2点目も奪え、これはひょっとしたらなんてことも考えた。
ただ、7点を奪うってことは難しいし、それでいて、ブラジルにポルトガルを打ち破ってもらわないといけない。
自力だけでも大変なのに、他力にもなるし、どこかコートジボワールの選手たちにも諦めムードが漂ってた。
普通に考えると、諦めて当たり前。
それでもしっかり点を取りにいって少ない望みにかけたことはさすがプロってところか。
この試合でも思ったが、やっぱりジェルビーニョを全ての試合で先発させるべきだった。
この男には可能性を感じるし、スピードもテクニックもなかなかのものを持ってる。
ブラジル戦でも先発してたら、何かやってくれたかもしれん。
もっと早い段階で、エリクソンが指揮を執ってたら、チームを把握し、また違ったエレファンツが見れたかもしれん。
これだけのタレントが揃ってるし、クジ運さえよかったら、決勝トーナメントにいけるだけのチームであることに間違いはない。
前回はアルゼンチンがいたし、今回はブラジル。
南米の2強を外したグループだったら、そのグループを1位で通過できる力はある。
この試合でも3点目、4点目ってのが前半で取れてればよかったんだが、北朝鮮にも意地があるだろうし、そう簡単にはいかない。
それが身にしみてわかったことだろう。
そんな中での3得点だし、そこを誉めるべきかも。
ドログバも日本とのテストマッチで骨折して、初戦が途中出場、残りは先発でフル稼働と、化け物っぷりを発揮してくれた。
点も決めてるし、そう悪い大会にはならなかったのでは?
ただ、万全だったら、もっと暴れることができたかもしれんし、それを考えると、やっぱりコートジボワールには運がなかったのか。

スコア 0-3

<得点者> 
コートジボワール  トゥーレ・ヤヤ、ロマリック、カルー     
~愛丸's MVP~
ジェルビーニョ(今大会で、この男のとりこになったかも。スピード、テクニックは水準以上だし、ドログバとのコンビもよかった。もっともっとやれる選手かも)

ポルトガル-ブラジル(W杯 グループG)

2010-06-26 01:02:25 | 各国代表戦
観戦日 6/25(金)       

愛丸’s チェック
このグループの最終戦も同時観戦。
前節、ブラジルは突破を決め、ポルトガルも北朝鮮に7-0と大勝し、ほとんど体勢は決してる感じ。
同時に観戦する必要もないかとも思ったが、何が起こるのかわからないのがサッカー。
それに期待したんだが・・・。
ポルトガルは、ここで無理して大量失点するのが怖いし、そう無理な戦いはしないはず。
できれば勝って1位通過ってのも考えてるんだろうが、スペインの動向も気になるところ。
ブラジルは、ブラジルという国を考えて、ここで調整して2位通貨狙いなんてしてこないはず。
うまく休養させる選手は休ませ、控えの選手のコンディションを確かめる試合になるかも。
こちらもポルトガル同様、無理な戦いはしてこないはず。

もっと激しく、両チームの良さが引き出されるような展開になればよかったんだが・・・。
前節までの結果を踏まえると、こんな展開になるのも大方予想はついた。
ポルトガルは、立ち上がりのピンチを防いで、あとは攻撃はほとんどがC・ロナウド任せ。
この天才がなんとかブラジルDF陣を打ち破って、ゴールでも上げてくれれば御の字といったサッカーを展開。
チームとしてブラジルに立ち向かう姿はうかがえなかった。
チームとして力を入れたのは、しっかり守ること。
それとケガをしないことだろうか。
コートジボワールが早い時間で2点を挙げ、前半にもう2点ぐらい取る展開だったら、もっと慌てたかもしれんが、そういう展開にもならなかった。
この試合が、最終戦で組まれてなければ、もっと激しい試合になったんだろうが、これは仕方ない。
上での戦いがあるし、激しくいって主力にケガが出ても後に響くだけ。
期待をしてなかった分、そうがっかりもしなかった。
ブラジルについても同じことが言える。
無理をせず、まずはケガをせずこの試合を終えることが最優先。
どうにかしてポルトガルを負かしてやろうって気持ちは伝わってこなかった。
前半の早い時間にニルマールが決めてればまた違った展開も見られたんだろうが、これはエドゥアルドが好セーブで失点をしなかった。
L・ファビアーノにもチャンスが訪れたが、これも決めれず。
このチャンス以降、後半、ラミレスのミドルぐらいしか見せ場はなかった。
これもリフレクトしていいドライブがかかったシュートになったが、エドゥアルドが止めてみせた。
セレソン・ブラジレイラらしからぬ試合だったが、これを中休みの試合と捕らえれば、これはこれでいい。
もっと控えの選手を試すと思ったが、ドゥンガはそうれをしなかった。
カカがサスペンションでJ・バチスタがおそらく代役として起用されてたんだろうが、この男ではカカの代役が務まらないっことがわかったのは収穫だったか。
それとエラーノの代わり。
この男のケガがどんなもんだかわからないが、これまでなかなかいい仕事ができてた。
この試合では、試合の終盤で使ってた、D・アウベスの中盤起用をしてきたが、これもあくまでもオプションに過ぎない。
なら、ラミレスが代役を務めた方がしっくりきそう。
ほんとにこれといった見せ場のなかった試合だが、ルッシオとC・ロナウドの対決はなかなか見応えがあった。
フアンがあっさりかわされても、やっぱりこのカピターノだけはそう簡単に突破されないし、最後までしっかりC・ロナウドのスピードにも対応した。
一度ピンチが訪れたが、これはR・メイレレスが決めきれず失点しなかった。
魂を一番感じたのがルッシオだったし、この男がしっかりチームを締めてれば不用意な失点はなくなるはず。
ブラジルはここからブラジルらしい戦いを見せてくれるだろうし、決勝トーナメントの初戦でスペインとやってくれればおもしろい試合が見れるはず。
この打ち合わせをしたような試合で、ブラジルが1位、ポルトガルが2位通過ってことに。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし     
~愛丸's MVP~
エドゥアルド(前半の早い時間に失点をしなかったことで、この結果に。あそこでうまくセーブできてなかったら、ひょっとしたらまた違った展開になったかも)