愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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南アW杯 グループリーグ第2節 ベスト11

2010-06-22 08:59:54 | 各国代表戦
今節もわたくしの独断と偏見で、ベスト11を選んでみました。

システムは前回と変わって4-3-3。

GK    シュウォーツァー(オーストラリア)

CB    闘莉王(日本)
      ネルソン(ニュージーランド)
右SB   S・ラモス(スペイン)
左SB   ベラージ(アルジェリア)

アンカー  インレル(スイス)
右ISH  M・ブラッドリー(アメリカ)
左ISH  R・メイレレス(ポルトガル)

右SA   メッシ(アルゼンチン)
CF    L・ファビアーノ(ブラジル)
左SA   フォルラン(ウルグアイ)


今回はこんな感じになりましたが、みなさんはどう思いますか?

この第2節では、中小国のがんばりが目立ち、強豪と呼ばれるチームがまだ勢いに乗れてない印象が。

右SBにこれといった選手が見当たらず、長友の右起用も考えたのですが・・・。
メッシを右のトップに置いたことで、攻撃的に振舞えてた右SBをここでは選んでみました。
ビジャはミスの多さでフォルランを選択。

まだまだいい選手はいました。
NZのGKパストン、ドイツのMFケディラ、ギリシャの右アタッカーサルピンキディス、ガーナのとトップギャン等など。

とうとうグループリーグも最終戦に。
オランダ、ブラジルしか突破を決めておらず、ここからまだまだ激しい試合に期待しましょう。

スペイン-ホンジュラス(W杯 グループH)

2010-06-22 08:38:32 | 各国代表戦
観戦日 6/22(火)       

愛丸’s チェック
優勝候補の筆頭に挙げられてたスペインが、初戦、スイス相手に黒星発進。
世界が驚いた結果に。
この敗戦で、このグループが混沌としてきた。
スペインが難なく突破し、2位狙いが白熱すると思われてたが、どこが突破できるかわからない状況に。
そうなると、このホンジュラスからいかに多く点を取って勝てるかが鍵になってくる。
3試合終わって3チームが2勝1敗って状況も生まれるだろうし、そうなったら、得失点差で決まってしまう。
スペインは、この試合で大量得点を挙げたいところ。
ホンジュラスは、難しいとは思うが、グループ突破に望みをつなぐなら、この試合で結果を出さないと。
しっかり守って、数少ないチャンスをものにできれば、手負いのスペインを追い込むことができるはず。

スペインが、なんとかここで勝ち点3を奪うことができた。
この試合、中盤のテクニカルな選手たちを2枚削って、F・トーレスとビジャの2トップ。
右にJ・ナバスを配するこれまでとは違った布陣で挑んできた。
大量点を狙っての2トップ。
前半のいい時間に、ビジャの個人技からうまく先制し、これからスペインが絶えずペースを握って試合を運ぶことができた。
自慢のパスサッカーも展開できたし、この試合先発起用されたJ・ナバスも持ち味をいかんなく発揮できた。
この右サイドの突破はかなり有効的だった。
S・ラモスとの関係もよかったし、これが今後のスペインの生命線になるかも。
後半、2点目は、J・ナバスに開いたボールから、単純なクロスではなく、バイタルエリアに下がってきたビジャへのマイナスのクロス。
これをしっかりビジャが決めたもの。
全体が連動して攻撃ができてるし、あのパスサッカーもさび付いてない。
これだけの攻撃ができれば、スペインがスペインらしくあるんだが、取れた点がこの2点ってのが不満。
PK職人のビジャがこれを決めきれず、先発したF・トーレスも試合勘が戻ってないのか、決めれるシーンを不意にしてしまった。
ビジャは流れの中でも、決めれるシーンをPK失敗後には決めることができず、ちょっとメンタル的に問題が。
ただ、ビジャはこれを引きずるようなタイプではないし、最終戦では、いつものビジャが戻ってくるはず。
唸るようなパスサッカーを見せてくれたシーンもあったし、そう心配することはないんだろうが、期待されてたほどのサッカーがまだできてないのも事実。
チャビ、X・アロンソと持ち味は出せてるし、シンデレラボーイになれそうなJ・ナバスのコンディションもばつぐん。
ビジャが立て直し、F・トーレスのコンディションがもっと上がってくれば、チリに負けることはないだろう。
ただ、チリもなめてかかれる相手ではない。
スイスに勝利し、2連勝とこのグループの首位だし、最終戦に黒星となったら、3位になる可能性も残ってる。
スペインは勝たないことには上が望めないし、決勝トーナメントでの対戦相手を考えると、2位通過だとブラジルといきなり当たる可能性が。
まだまだ難しい状況が続くスペインだが、とりあえず、この試合で結果は残せたし、一安心か。
守備陣は、この試合ほとんど仕事をする場面がなく、次への疲労もないだろう。
ショッツオンがゼロだったし、カシージャスが目立つ場面はほんとにゼロ。
ある程度次に向けて守備もこなせてた方がよかったのかもしれんが、スペインは守備も安定してるし、あのチリを押さえ込むこともできるはず。
この後のことも考えると、スペインがこのグループでいなくなると大会自体もつまんなくなるから、なんとかチリに勝利して、スペインらしさを決勝トーナメントで見せてもらいたい。
ホンジュラスは、この敗戦でグループ敗退が決定。
いい場面を作るkともできず、守備でも、スペインのミスに助けられての2失点。
とてもレベルが高いチームとはいえなかった。
D・スアソが先発し、先制される直前に裏に抜け出すシーンも見られたが、決定機と言えばこれぐらい。
D・スアソ、マルティネスには可能性も感じられたんだが、ここにうまくボールが収まらないから、その実力が発揮できず。
W・パラシオスが攻撃に出れるケースもなく、敗れるべくして敗れたって感じ。
最終戦は、ホンジュラスにとっては消化試合になるが、この大会はW杯だし、3連敗は避けたいだろう。
ただ、本気のスイス相手にあの守備を崩すのは難しいし、1つ奪われたらずるずるいってしまうかもしれん。

スコア 2-0

<得点者> 
スペイン   ビジャ×2     
~愛丸's MVP~
J・ナバス(ここまでスペインを支えてきたパスサッカーに違ったアクセントをつけれる選手。右での突破からどれだけチャンスを作ったことか。今後、この男がキーマンになりそう)

チリ-スイス(W杯 グループH)

2010-06-22 00:58:18 | 各国代表戦
観戦日 6/21(月)       

愛丸’s チェック
初戦、しっかりホンジュラスに勝利したチリ。
最終節にスペイン戦を残してることを考えれると、このスイス戦で勝ち点3を積み上げたい。
スイスの強固な守備をいかにして崩すことができるか。
それが一番の焦点になる。
ビエルサは攻撃あるのみと言ってるみたいで、南米予選2位の実力をこおで思う存分発揮してもらいたい。
スイスは前回のW杯から足掛けで連続無失点試合記録でイタリアに並んだ。
この試合23分まで無失点を続けると、時間では最高になる。
それだけスイスの守備は固いってこと。
この自慢の守備でなんとかこの試合で勝ち点1が取れれば、最終節のホンジュラス戦を楽に戦うことができるだろう。

両チームのいいところが出たいい試合だった。
このW杯で、一番の好ゲームと言っていいかも。
チリは、ビエルサが宣言した通り、自分たちの持ってる力を存分に発揮した攻撃サッカーを展開。
前半の30分にベーラミが退場になり、数的優位に立ってからは、更に攻撃を分厚くしてきた。
後半のはじめに、M・ゴンサレス、バルビディアを投入し、これがどういうシステムと言っていいかわからないぐらいの超攻撃的布陣。
ただ、これでも、なかなか鉄壁のスイスを打ち破ることができなかった。
サンチェスの個人技などで、決定機は作り出せるんだが、ベナーリオの好セーブだったり、DF陣のからだを張ったプレーなんかで得点が奪えず。
だいぶチリも焦ったのか、ボールの周りが悪くなりだしたところで、スイスの一瞬の隙をついて途中交代のパレデスがうまく突破。
ここでベナーリオをかわして、角度のない位置で、慌ててシュートではなく、ファーへのクロス。
これをM・ゴンサレスが叩きつけるヘッドで、やっとスイスからゴールを奪うことに成功。
前回大会ではフランスが、この大会の初戦ではスペインが牙城を崩せなかったスイスのあの鉄壁の守備をチリが打ち破った。
このM・ゴンサレスのヘッド、ただ普通にヘディングしてたら、間違いなくグリシュティンにストップされてた。
叩きつけることによってグリシュティンのタイミングを外したし、このボールへの対応も難しくした。
これだけ難解なプレーじゃないと、スイスからは点が奪えないってこと。
ここから何度かスイスに決定的なシーンを作られたが、なんとかゴールを死守し、チリが喉から手が出るほどほしかった勝ち点3をゲット。
この勝利で2連勝とし、最終節のスペイン戦でそう無理をせず戦うことができる。
まだスペインの結果が出てないが、おそらくスペインは、ホンジュラスとの一戦で勝ち点3を取るだろうし、こうなると、かなり最終節が熱くなる。
どこも2勝1敗で並ぶことになるし、そうなると得失点での勝負に。
チリはこの試合もっと点が取れてた感じもするし、それが痛手にならないといいんだが・・・。
ただ、この攻撃性には頭が下がるし、見てておもしろいサッカーを展開してくれた。
スイスは、W杯での無失点最長時間の記録を樹立したが、その記録もこの試合が敗戦ってことになると浮かばれないものに。
ただ、その記録に恥じない守備は見せてくれた。
これほどまでに守備でいいサッカーを展開するチームはそうはいない。
かなりチリに押し込まれても慌てるシーンがなく、誰もが自信満々でプレーしてるからこそ、見てておもしろいものになるんだろう。
スリリングなサッカーをやらせたらスイスがナンバー1かも。
ベーラミが前半の30分に一発レッドで退場になり、この数的不利な状況で、よくあそこまでチリに猛攻に耐えたものだ。
できることなら、最後まで無失点でいってもらいたかったが、それはチリがこのスイスの上をいっただけ。
終盤、デルディヨクに決定的なシーンが訪れ、決まったかに思われたシュートも枠の外。
あれが決まってたら、スイスがこのグループ突破の最有力候補になったのに・・・。
スペイン戦ではいい動きで、これはやってくれそうな雰囲気をかもし出してたデルディヨクが、あの大事な場面で外してしまうとは。
それにしても、スイスのあの守備の固さは世界でもナンバー1かもしれん。
この大会、守備的に振舞うチームは多いんだが、その守備的なサッカーとは一線を画してる。
組織だったあの守備を崩せるチームはそうはいないだろう。
ベーラミが退場になってなかったら、無失点記録を伸ばしただろうし、そう考えると、やっぱりあの退場劇がチームに与えた影響は大きかった。
なんとか最後のホンジュラス戦では多くの点を取って、このグループを突破してもらいたい。
攻撃でもそれなりの駒は揃ってるし、こちらでも魅せてくれるはず。

スコア 1-0

<得点者> 
チリ   M・ゴンサレス     
~愛丸's MVP~
サンチェス(決定機を決められないシーンは目立ったが、この攻撃的なチリの選手の中で一番輝いてる選手。この男のテクニックはブラジル人にも引けを取らない)