第95回天皇杯準々決勝、我らがFC東京はサンフレッチェ広島と長崎県諫早市にある県立陸上競技場で行うことになっていました。
なんでこのカードが長崎なのか?は賛否両論あろうかとは思いますが、これが天皇杯です。受け入れましょう。だだし年末の帰省時期の地方遠征は飛行機やら電車やら切符の手配が難しいのも事実。我が家は飛行機を諦め、新幹線で博多まで行き、在来線を乗り継いでの長崎入りとなりました。
キックオフは15時、諫早駅に着いたのは14時半。駅前のタクシー乗り場は既にすごい行列・・・
すぐ後ろに並んだ東京サポさんとタクシー相乗りしてギリギリスタジアム入りしました。既にユルネバ大合唱中のヒートアップしたゴール裏に潜入します。今回は前乗りしていたいつもの観戦仲間に席を取ってもらっていたのでしれっと応戦に参加しました(笑)
長崎のスタジアムは初めて来ました。すごい綺麗でちょっとビックリ。ミニ味スタって感じです。ヴィファーレンのサポさんも応援してくれています。幸野志有人が長崎にレンタルで在籍していたこともあって応援に駆け付けてくれたのかな。ありがたいです。
結果はもういいでしょう。J1王者の広島は強かったです。完敗でした。
そんなことよりも敗戦したことで今シーズンのFC東京が終わってしまいます。ということは既に退任が決定しているマッシモ・フィッカデンティ監督とも最後になります。
東京ゴール裏は「マッシモトーキョー」コールで感謝の意を伝えます。何もタイトル取れなかったけど、総合4位、勝点63は過去最高の成績です。1点差の美学を貫き通したミステルことマッシモ監督、本当にありがとう。選手たちは守りきるというミッションをしっかりと身に付けたことと思います。
そしてもう一人忘れてならないのが途中から参加したゴールキーパーのブラダ・アブラモフ。彼もこのゲームを持って東京を去ります。
それまで守護神だった権田がオーバートレーニング症候群でピッチを離れ、榎本と一緒に東京のゴールを守ったいぶし銀のキーパーでした。
更には東京の千両役者になった太田宏介。彼は既にオランダのフィテッセへの移籍が決まっていました。結果的に最後のゲームになってしまったワケです。ゲーム終了後に鳴り止まないコースケのチャント。10分?20分?もうどれくらい続いたでしょうか。コースケのチャントを叫び続ける東京ゴール裏。やっと出てきたコースケは遠目からも目が赤いのがわかります。いつもの笑顔はなくもうくちゃくちゃな顔で深々と挨拶。
本当ならば決勝戦の行われる元旦の味の素スタジアムで盛大に壮行してやりたかった。この日が最後だなんて思わなかったよ、コースケ。
清水エスパルスから入ってきたときはなんてチャラいヤツなんだと思ったけども、独特の左サイトからのクロスは本当に魅了されました。クロスだけじゃなく、セットプレーからの直接ゴールを狙う姿勢にも惚れたなぁ。
自分の成長の為だとか年齢的に最後のチャンスとかいろいろ言い訳してたけども、東京を去る以上直接応援することはもう出来ません。東京で成長し、東京で世界一のサイドバックになって欲しかった。コースケならば代表で世界の壁に挑戦できる!って思ってた。
いろいろ言いたいことはあるんだけども、コースケの最後の勇姿を見ることができて良かったです。長崎まで来た甲斐がありました。この日はいろんな感情を引きずりながら長崎市街へと向かいました。
翌日は朝から長崎観光に専念です(笑)
なんせ帰りも新幹線ですから。正午過ぎには長崎を後にしなければなりません。幸いホテルの近くに大浦天主堂やらグラバー園があったので助かりました。
早朝から行動したおかげで若干余裕が出て、平和記念公園も訪れることが出来ました。
奇しくも今回の天皇杯の相手が広島です。同じ原爆を落とされた街だし、チャンスがあれば寄りたかった場所でした。ヒロシマとナガサキは永遠に平和を世界にアピールする街なのです。
この日も多くの外国人観光客が訪れていました。中国人と思われる若い人たちが地元のガイドさんからの説明を受けたり質問したりして、しっかりと勉強しているところも見て少し嬉しく思いました。
2015年のサッカー観戦も終わりました。一緒にスタジアムで応援してくれた観戦仲間の皆さん、SNSでいろいろ語り合ってくれた皆さん、1年間お世話になりました。また来シーズンも楽しくFC東京を応援して行きましょう。棚ぼたのACLもあるかもしれませんし(笑)
ではまたスタジアムで!グラッチェ!!
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