CozyConer

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レガシィ(BP)にクロスバイクを積む

2010年04月16日 | 自転車

 ズバリど真ん中なタイトルだ。興味の無い方はどうそ読み飛ばしてください、ただし興味のある方には必見情報だと思う。というのは、クロスバイクをクルマに積もうと思って、ネット中をいろいろキーワードを変えて検索したけど、レガシィについては、まったくといっていい程情報が皆無であった。きっとレガシィ(アウトバック含む)のオーナでクロスバイクを積むような人って居ないんだろうな、と諦めていたのだが、しつこく調べてとうとうコストパフォーマンスも良く、しかも安全に積む方法に行き着いたのだ。ここにご紹介しよう!と、その前におさらいだ。我が家の愛車は平成20年式のレガシイアウトバック。型式はBPF型。1つ前の世代のレガシイだ。それまでのモデルよりクルマの大きさは一回り大きくなったのだが、荷室が狭いというもっぱらの噂で、今回その意味をよ~く知ることとなった。さて、それに積み込むのはクロスバイクという自転車。競輪やロードレース向きの自転車は、シャーシがカーボン製であったりして非常に軽く、より前傾姿勢になるようにハンドルも下向き(ドロップハンドル)に着いている。一方クロスバイクはマウンテンバイクをシティ用にしたようなもので、スポーティーな走りはするものの、もう少しお手軽にというコンセプトで、ハンドルは上向きにT字型に着いている。シャーシもアルミやスチール等で比較的軽く、前後輪を外してバックに入れて持ち運ぶことも可能である。今回積み込むのはGIANT ESCAPE R3.1というクロスバイクで、サイズはXSとMの2台だ。以上がおさらい事項。

 いろいろネットでクルマに積み込む自転車用アイテムを探していたが、実はレガシィのオプションでサイクルアタッチメントというものがある。でもお値段が高くてちょっと躊躇してしまう。手っ取り早いのは屋根に積めばいいんだろうけど、おニューのチャリをむき出しで積むのも抵抗あって、どうにか車内に収まらないかと探していたのだ。で、見つけたのがコレ。SUNNYTECK車内用バイクキャリアだ。

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自転車量販店で有名なサイクルベースあさひのネット通販専用のカーキャリアで、アルミ製のポールにアタッチメントが着いており、ここに前輪を外したfフォークを固定する。2台セットで9,000円はお値打ちものだ。さっそくサイクルベースあさひのネット販売部門、サイクルモールに問合せてみた。しかしメーカや店舗には車種毎の積載可否のデータを持ち合わせていないとの回答。更に床から何センチのところで前輪フォークが固定されるのかを問合せたところ、わざわざ計って頂いたのだと思うが、8cmという回答が来た。今回、いろいろとわがままを聞いて下さったご担当者の方には非常に感謝している。迅速な対応、本当に有難うございました。で、この情報を元に、実際に自転車を積み込んで、どの程度余裕があるのかを実際に計測した。その結果、クルマの進行方向に対して後ろ向きに自転車を積むのがスタンダードらしいのだが、それだとMサイズの自転車はハンドル上部が荷室の入口と干渉してしまう。ならば逆はどうか、と進行方向に対して前向きに積んでみるとかなり上部に余裕があることがわかった。これで購入することができるので早速ネットでポチっと注文だ。

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 数日後、我が家にやってきたバイクキャリアを早速実車で試してみる。リアシートを倒して荷室を確保し、ひとまずこんな感じで置いてみる。

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 実際に自転車を乗せてみてアレコレと試してみた。これはアタッチメントを逆にセットしてみたところ。ポールの部分がクッションの上になり、少々フワフワして落ち着かないことがわかった。

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 結局このポジションで決定した。実際にはこの下に何か薄いマットでも敷いておきたい感じだ。アタッチメントがシート背面に食い込んでしまっている。そのうち破けてしまいそうだ。使っていないビニールのフロアマットがあるのでそれを敷いてみるかな。

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 背面から見るとこんな感じ。左のオレンジの方がMサイズだ。天井の一番高いところまでは10cm以上のマージンがあるが、左側の取っ手の部分にハンドルが干渉しているのでこれ以上は上げられない。1台だけならセンター寄りに置けばまだハンドル高のある自転車も積めるだろう。ただしバックドアの開口部はあまり高くないので、そこを通過できる高さが限界かもしれない。ESCAPE R3.1のMサイズでスポーク下からハンドル上部までの実測は約70cm弱。その他のジオメトリはコチラを参照のこと。

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 開口部はこんな感じ。バックドアを閉めると、自転車のタイヤがドアに付いているトノカバーに少し干渉するがあまり問題はなさそうだ。これにディスプレイスタンドを噛ませて更に安定させるつもりでいたが、前輪の固定だけでしっかりとしている。あとは万が一の事故の際、後ろから吹っ飛んでこないようにテンションコードで止めておけばよいだろう。気休め程度かもしれないけど。

 これでクルマでの輪行も可能となり、行動範囲がグッと広がることになる。なんだかワクワクだ。レガシィはシンメトリ構造と言うと聞こえが良いが、縦置きエンジンの4WDならではの走行安定性はあるものの、ミッション部分が室内にはみ出していたり、4WDゆえにの燃料タンクの配置が邪魔だったりと室内空間にそれなりの犠牲を払っている。特に荷室は高床式になっており、実は床下収納も若干できるが、スペアタイヤや地デジチューナ等が入っていて有効に使えない。更にリアに行くほど低くなるスタイリッシュなデザインもあって窮屈になっているのだ。クロスバイクではなくレース用等のロードバイクならば、ドロップハンドルゆえに全高が低いことからもう少し楽に積めるのではないだろうか。レガシィ(ワゴン車)ユーザでクロスバイク愛好家の方に参考になれば幸いである。

 登山時には車中泊として大活躍し「昴山荘」と命名したが、今回はどうしようか。「昴運送」「昴ポーター」「昴飛脚便」…。どれもピンと来ないなぁ~^^; とにもかくにも良いクルマである。