CozyConer

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つつじと蕎麦の里 坪山

2009年04月19日 | 登山・ウォーキング

P1000022  その山はこの時期大変人気とあって、相当混むらしい、という事前情報があったが、ヒカゲツツジが群生しているというので、一目見てみたいというまぁ坊のリクエストにお応えすることとなった。場所は山梨県の上野原市になるが奥多摩山系である。JR中央線の上野原駅からバスで1時間程度の距離で、この時期はその名物のツツジ見物客が殺到するとのことから、じゃその第1便のバスが到着する前に登ってしまおうと作戦を立てた。6時過ぎに愛車にて自宅を出発、中央自動車道を利用して上野原ICで降りる。折からの格安高速料金のせいか、早朝から車の数が多い。上野原から先は西原(さいばら)方面へ向かう。快適なワインディングだ。ボクサーエンジンは小気味良いエンジン音を奏でてくれる。

P1000318  やがて、「びりゅう館」というレストハウスへ到着した。今回はここに車を置かせてもらい、坪山という標高1102mの山を目指す。ここで注意したいのは、今回、普段使われる駐車場へ止めたところ、この時期はバスの折り返し場として使われる場所であった。富士急バスの方々には迷惑をかけてしまった。ここにお詫び申し上げたいと思う。良く見ると他の駐車場へ止めるように注意書きがあるので、それに従って欲しい。さて、びりゅう館からしばらく車道を歩くと、坪山登山口だ。身支度を確認して、登山道へと入っていく。天気も良く、本当に気持ちの良い山行だ。のんびりと歩いていると、傾斜がだんだんきつくなってきた。こりゃ結構な急登である。痩せ尾根にツツジがビッシリと群生しているので、かき分けて進むことになる。狭い登山道だし、これで大量に登山客が来たらどうなることやら。早めに来て正解であった。だんだんとツツジの木にも花が見られるようになってきた。今回の目的、ヒカゲツツジは薄い黄色の花なので、一見すると葉っぱと同化してしまい、花には気がつかない。他にもピンクが鮮やかなミツバツツジなども群生していた。そして目線の下の方には、イワカガミやイワウチワなどの高山植物も結構群生していたが、まだ花には時期が早かったかもしれない。それにしても急な登り坂である。最後の山頂直下は、心臓が口から半分飛び出した格好であったに違いない。9時半には山頂へ到着した。コースタイムが2時間のところ、1時間半ちょいで登り切った。まずまずのペースだ。山頂には2組程度しか居らず、決して広いとは言えない山頂にてしばらく休憩だ。さすがに9時半だとお昼には早すぎるので、コーヒーを沸かして、いつものように和菓子をつまんだ。

P1000335_3  うまいコーヒーを飲んでいると、途中で追い越した年配の方々が登ってこられた。いやぁ、あの急登を登ってきたのかと思うと、本当に健脚である。手狭な山頂故にボクらは早速撤収を始めた。バス客が来たら、きっとごった返すに違いない。山頂からは三頭山が綺麗に見渡せる。富士山もかすかに姿を見せてくれた。三頭山を背にして、車を止めたびりゅう館へと戻る。最初にある程度一気に下ると、その後は小ピークをいくつか越えていく。秋には紅葉が素晴らしいとのことだ。快適な尾根伝いが終わると、山腹をジグザグと降りることになる。途中巨木などにも出会えるので、ダラダラと続く割には飽きが来ない。そして下りもコースタイム2時間のところ、1時間半でびりゅう館へ到着できた。ちょうどお腹も空いたので、西原名物の蕎麦を食べることにした。ボクの頼んだのは、あれもこれも付いてくるよくばりセットだ。とろろの麦飯も付いてきて、美味かったです。

 当初はお手軽な山だと思っており、ハイキング気分であったが、息をもつかせぬ急登は登り応え満点の山である。奥多摩の山々はまだまだあなどれない山々が沢山あるかと思うと、これから先、とても楽しみになってきた。