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沖縄慰霊の日

2006年06月23日 | ニュース

Himeyuri ワールドカップ、終わってしまった。今朝は3時50分に目覚めてのテレビ観戦。先制したときは「お、もしや!」と、しかもクロアチアも先制してるときた。ところが終わってみれば王者にコテンパンに叩かれて、むしろさっぱりと負けてしまった。中村のインタビュー、泣き出しそうなコメントに思わずインタビュアーが「すいませんでした」と謝っていたのが印象的だった。

ところで今日は「沖縄慰霊の日」である。本島南部では慰霊式典が行われて、小泉サンも出席する。なぜ慰霊の日なのかと言うと、「日本軍第32軍司令官・牛島満中将と同参謀・長勇中将が糸満の摩文仁で自決した日が昭和20年6月23日である」と言われているからだそうだ。昭和40年に制定されたとのこと。本土決戦最後の砦として多くの沖縄県民、最前線の日本兵達を犠牲にし、挙句の果てには指導者が自決してしまうという勝手な行動が更に悲劇を生み、泥沼に陥っていった歴史の日でもある。ボクは沖縄が大好きで、いつも次はいつ行こうかな、と心ときめかしているのだが、行ったときはできるだけ戦跡に立ち寄ることにしている。糸満辺りをうろついていると、今でも塹壕後が朽ち果てた形で残っている。どんな思いでこの中に逃げ込んだのか、と思うとホント辛くなる。

写真はひめゆりの塔にある塹壕だ。塹壕と言えどもこれは立派な病院だった。ここは第三外科壕として多くの負傷者を治療(という程のこともできないんだろうが)していたが、米軍のガス弾を食らってほぼ全滅してしまった。生き残った人達も逃げきれる訳なく自決していった。

今の平和ボケした我が国ニッポンはこういう犠牲の元に成り立っているのである。もっともっと世界レベルで平和ボケが広がっていくことを心から願っている。もし沖縄旅行、あるは仕事で訪れることがあれば、ちょっとだけでもいいので鎮魂の意味を持って戦跡を訪問してみて欲しい。それから美味しい琉球料理とオリオンビール、泡盛を堪能し、綺麗な海を眺めればもっともっと沖縄が好きになること間違いなしだ。