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読書

2006年06月03日 | 本と雑誌

Sa330181 通勤時の暇つぶしには読書が一番だ。最近は時差出勤が定着したお陰か、前のような殺人的なラッシュも少なくなり、本を読めるスペースも容易に確保できる。で、大概は単行本1冊を(厚さにもよるが)月1冊のペースでのんびり読むようにしている。

ところが、福井晴敏氏の小説はそうはいかないのだ。「亡国のイージス」を以前に読んだときも一気に読みほしてしまった!という感じ。今回は「終戦のローレライ」だ。映画化されたのでご覧になった方もいるかと思う。

第二次世界大戦時の大日本帝国敗戦の瞬間を描いた作品で、潜水艦が日本を救うという内容だ。詳細は本を読むかDVDを見ることでご確認いただきたい。

ボクは軍事オタクではないと思っているが、やはり男の子気質ってやつなのか、戦争とかテーマにしたモノって好きかもしれない。宇宙戦艦ヤマトもスターウォーズもガンダムも…。そんなSFもんと一緒にすんな、と作者に怒られそうだが、福井氏の兵器の描写であるとか、登場人物の心の描写だとかものすごく繊細で心に染み渡ってくる。片道1時間ちょいの通勤時間が短く感じてしまうのだ。切の良いところまでと思っていると、思わず午前中だけでも会社休んで喫茶店にでも入ろうかと思ってしまうくらいだ。なので今回、この4冊の単行本も一気に読んでしまった。

今から次の福井氏の作品を楽しみにしているのである。