活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「この法」とは1

2019年01月17日 | 

道元禅師「正法眼蔵」に曰く、

「この法は人人(にんにん)の分上ゆたかにそなはれりといへども、いまだ

修せざるにはあらはれず、證せざるにはうることなし」と。


「この法」とは、ありのままの状態、自分の今の事実という事です。


「人人の分上」とはそれぞれの人がそれぞれの立場で一杯一杯に「法」が

備わっているという事です。


「修せざるにはあらはれず」とは、たとえ豊かに「法」が備わっていたと

しても、修行しなければそれが働きとしてあらわれて来ないという事です。


「證せざるにはうることなし」とは、実証〈理(理論)においても、事(事実)

においても証明する〉しなければいけないという事です。


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