活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

人間(にんげん)の構造3

2023年11月29日 | 法理

次に精神の作用は「受・想・行・識」の四つから成り立っている心の働きです。

 

①受  向こうから受け込んで来る全ての物の感覚です。

②想  想像して是非善悪を判断する作用です。

③行  これは活動です。次々に起こしていく意識の作用です。

④識  「分別(ふんべつとは仏教語です)」する作用です。

 

私たち衆生は六根の働きその物が有(在)るという事だけなのです。

 

ですからその事は何ら「自己と認めるべき何物も無い事」なのです。

 

六根の働きは人間(此の物)の機能ではありません。

 

動植物と同じように「働きその物の状態だけが在る」という事なのです。


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