活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

三昧4

2018年06月09日 | 仏教

昔の話ですが、朝早く起きて御飯を炊くことは「三昧」です。

これを禅語で「心境一如」といいます。


つまり、御飯を炊く時は御飯を炊くばかりに成り切って、他には何もないということです。

「三昧に成っている」のです。


人が御飯を炊くのではありません。

御飯が御飯を炊くのです。


「人(私)」が坐禅をするのではありません。

坐禅が坐禅をするのです。


これを「坐禅は坐禅なり」といいます。


これは理窟ではありません。

実験して其処に徹し、実証するしかありません。


このことを禅語で「実参実悟」といいます。


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