「新しい秩序」とは従来の人間の尺度(物差し)というものを圧し折る必要が
あるということです。
人間というのは何時までたっても「既知の知」のなかでの繰り返しの生活
しかしていません。
如何してもこの世の中には「新しい秩序」が必要なのです。
それには「問題意識」を持たなければいけません。
「問題意識」とは必ず「自分自身の法」に目醒めなければならないという
強い心の決定(けつじょう)です。
狭い自分で物事を判断していては「新しい秩序」は生まれて来ないという
ことです。
そこで「新しい秩序」を求めるには「宗教」というものが必要になって
来るのです。
私たち衆生は本来「水」のようなものです。
「縁」に応じてどのようにでも自由自在に変化していけるものです。
只、それが今、凍っているのです。
だから融通がきかないのです。