活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

差別(しゃべつ)について 1

2016年01月27日 | 法理

差別(しゃべつ) とは仏教語です。

広辞苑には次のように記されています。

 

ア・ しゃべつ[差別] (シャ は呉音)

    ①(仏)万物の本体が平等であるのに対して、それぞれの個体が具体的な差異をもっていること

    ②相違、区別

    ③分別

イ・  しゃべつかい[差別界](仏) ↔ 平等界(仏)

    万物が差別(しゃべつ)のすがたをとっている現象世界

 

又、差別 (さべつ) について、

ウ・  さべつ[差別]

    ①差をつけて取り扱うこと、わけへだて

     正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと

    ②区別すること、けじめ

エ・ さべつか[差別化]

    他との違いを明確にして独自性を積極的に示すこと

 

※仏教語辞典では、

差別 (しゃべつ) 即平等

   差別 (しゃべつ) の当相 (ありのままのすがた) が、そのまま平等という理体本質であること

と、記されています。

 

 


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