真実(本当のこと)を示す事実は複数あり、その内容は「相反」することが多いため、一つの真実(本当のこと)を取り上げて「此の事」は「そういう事」だと残してしまうと、それを信じ込んだ人々は、「道」を誤ってしまう事も少なくありません。
だからと言っていちいち事細かに説明しても仕方がありません。
人の顔や体型がそれぞれ違うように、シチュエーションや対応する人に因って、その内容は変化してしまいます。
キリスト教は、イエス・キリストから、仏教は釈尊というたった一人の教えを基に始まった宗教です。
にも関わらず、キリスト教も仏教も、「自分たちこそ神や仏の教えに一番近い」という思いを持つ人々に因って、多くの宗派に分かれているのがその証拠ではないでしょうか。