活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

娑婆世界について2

2019年05月27日 | 仏教

「目醒める」とは、邪魔にしていたものが一切消えて無くなることです。


人は誰でも目醒める力は持っていますが、自分がただそれを知(識)らない

だけなのです。


ですから、気が付けばそれで終わりで、新しいものを掴む必要もないし

今まで邪魔にしていたものを外へ投げ出す必要もありません。


では、目醒めた人と未だ目醒めていない人ではどこが違って来るのか。


制約というのは他から与えられたものですが、それを受け取ったその人(自分)

が差別(さべつ)や平等の意識を起こしてしまうだけで、物には差別(さべつ)

とか平等ということはありません。