活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

坐禅修行の三要件3

2016年12月15日 | 

その第三番目には、「戒法の護持」 ということです。

「今という、手の付けられないところ(今の事実)」

を、守っていくということです。

 

それぞれの人が、それぞれに一杯一杯なのですから

どんな状態であろうとも、それぞれの人にとっては

「それそのもの」 ではありませんか。

 

「法」あるいは、「認識以前の自分」 というものが

キチンと現成(げんじょう)しているのです。

今度は自分が坐って

「実證(理論においても事実においても證明する)」

をするのです。

 

そいういう坐禅をしていただかなければいけないということです。