活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

安楽の法門 1

2015年09月23日 | 道元禅師

「普勧坐禅儀」に、「坐禅は安楽の法門なり」というお示しがあります。

しかし、坐っている人には大変な事です。

「安楽どころか、苦しみが増すばかりだ」という人もいます。

そうすると、道元禅師の教えと自分の今の現状とには大変な隔たりがあるということです。


その時は、やはり道元禅師の教えに従って、

「安楽の法門にならなければいけない、どこかに自分の坐禅に無理があるのではないか」

ということに気が付いて頂かなければならないはずなのです。


ですから、「安楽の法門なり」と言われているのならば自分で、自ら安楽の法門になるような坐禅をしていかなければならない訳です。

【自分で自分の考えた坐禅をしてはいけない】ということです。