活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

如是の法 2

2015年09月05日 | 
「如是の法」を、どのようにして自分のものにしたらよいのか、そこに問題が至らなければなりません。

「大火聚 (だいかじゅ) のごとし」という御言葉があります。

「火聚」とは、火の玉という事です。

ですから、【火の玉になって坐りなさい】という事です。


私達衆生は、【どうにかしようという癖】がついています。

癖は習慣性です。

「意根 (意識の根源) を坐断する」という御言葉がありますが、坐る一方で焼き尽くしてしまわなければならないという事です。


よく指導者が「成り切って下さい」というのは、そういう事です。

本当に成り切って、成り切るものも、成り切られるものも、なくなってしまわなければいけないのです。

ですから、最初としては「成り切る」というスタートラインにつくことが必要なのです。