たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

同窓生からの電話

2013年09月19日 | 日記

同窓会の決算報告が届いたと、お礼の電話が昨日3人からありました。
封書の中に級友の一人の息子さんが立派な学者、研究者に育っていることを知り、我がことのように嬉しく簡単な息子さんの略暦を紹介をしておきました。勤めている大学の教職員ページから必要事項をコピーし、文書にして送りました。無断転載禁止になっていますが、この程度は許してください。私の世代で田舎の人はパソコンやインターネットをやる人はほとんどいないのです。

電話も皆、紹介文を読んで驚いたと言っていました。今朝は当の本人が電話してきました。
「郵便物が夕方にしか配達されないので昨日は気づかなかった。何人かが電話してきて紹介してくれたことを知った。息子を自慢したり、ほら吹いたりは厚かましいので、今まで誰にも言わなかったが、ありがとう」と謙遜していました。
電話を奥さんに代わり、奥様は大変喜ばれました。「ものになるかどうかわからんのに・・多少世間様の役に立つ者になってうれしい」と、本当に嬉しそうでした。

二人で民宿を営んでいて、現職時代に会社の人も自分も彼の民宿に泊まったことがあるのです。奥さんも旧知です。喜んでもらえてよかった。奥様は「息子がもうゆっくりせよと言うし、自分も病気したので看板を下ろしました」と言われました。

彼には「息子さんの本を読んだか」と聞くと、「読んでもサッパリ分らん」と言い、ネットで中古本を買ってもいいなと思いましたが、研究書なので猫に小判でしょう。同学の士に買っていただく方が賢明と購入は止めました。アマゾンの著書のカスタマーレビュー(書評)を読んだかと聞きました。同じ研究者らしき人の投稿で激賞され、書評だけで目がくらむ内容でした。
彼はネットができます。
昨日在所の姉に電話すると、「よくできる息子で爺婆を連れて海外旅行に行ったと聞いてるよ」と話しました。勉学の地イギリスへ親子で行ったことがあるそうです。

最近大事な息子を亡くし急に欠席した、1人の級友には名簿と僅かな御仏前を霊前に供えてと送りました。「大学生と高校生の孫が残され、いちばん大事な時に・・」と嘆いて、会社に貢献し社葬で送られたと言いました。来月初めの49日忌に届けるとお礼を言いました。
同級生のことは嬉しいにつけ、悲しいにつけ、わが事のように思います。


流転三界

2013年09月19日 | 日記

今朝は級友からの電話の後で、昨日の直腸執刀医・主治医から電話がありました。
少し良くない知らせでした。
「昨日の診察で言い忘れたが、放射線の先生から右肺に少し陰がある。Followの必要があるので、3ヵ月後CTを撮るよう予約を入れておきます、痰がでるようなことはありませんか」
「痰は出ますが多いとか、血が混じっているとかはありません。普通です。先生に助けてもらったのでそう簡単には死にませんよ、いろいろありがとうございます」
「来週、口腔外科の術前検査結果の診察に来たときに外科外来へ寄って・・・」と言いかけて、「清算したとき次回予約票が自動印刷されるので、3ヶ月後CTを撮るよう」指示されました。

もう何があっても驚きません。前に大腸切除術半年後のH21.10月CTでレントゲンでは見えないが、CTには写るスリガラス状の淡い影を見つけられ、PET.CTを撮り確認され、それでもはっきりせず、H22.3気管支鏡で患部から直接組織を摘んで、細胞診の結果、奥にできる腺がんの非小細胞がんと分りH22.5ロボット手術しました。原発性です。
たばこが主な原因となる肺門がんではなく、タバコを吸わない人も患かる基本がんでした。まあ寿命です。今度もはっきりしなければ気管支鏡をやってもらいます。

転移なら今度は抗がん剤でもよし、再手術でもよし、体全体が老化してきているのでしょう。CTは嘘つきませんからねえ。
死を受け入れよと言われれば「はいそうですか、家内の待つ所へやっと行けます」という心境です。同窓会の級友のメッセージに「一日でも元気で強く、今の自分にゴホウビを・・」と、書いた友もいます。
それ前にやることがあるな。禁煙です。残った本数を数えましたら5本残っていました。卑しいなあ。呆れるね。
家内が末期のとき、車椅子を奥さんが押し、臨死のやせ衰えた患者が喫煙室へ来ていた。当時は院内でも分別喫煙で院長が診察室でも吸っておられた。
嗜癖・アデクションという魔物の業です。タバコが全てがんの基ではありませんが、肺や口腔には良くないことは明瞭です。
馬鹿な爺でも、医療スタッフへのモラルの面でこの際決断すべきでしょうね。3ヵ月後のCTで影が無くなればまた吸えばいいさ、くらいの軽い気持ちで・・・。