たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

憂国の士

2013年09月04日 | その他

夏前頃から最近日に何通も迷惑メールが入り、その度に開かないで削除している。頭に来る。
そこへ5日、6日前から一軒隣の向かいの家、屋敷のコンクリート壁に放置自転車が立てかけてある。誰も動かない。
毎日目障りで仕方がない。そばへ行って自転車を見ると、チェーンは錆び錆びで乗れるようなものではない。サドルの下のパイプフレームが伸びて伸縮自在の自転車だった。
打ち放し練習に行って帰宅して、市役所へ電話した。「そのような申し出は時々あり時には盗難車のこともある。先ず警察へ届けてください。盗難車か、粗大ゴミの不法放置か、不法駐車か警察が調べて、警察から市役所へ処分が通知されるルールになっているので、一報を先ず警察へ」と、親切に案内された。管理課へつながり「すぐやる課」は無いそうだ。

団地の交番へ電話すると予想通り留守とみえて本署へ自動転送された。

本署は係へ回され、場所、いつ頃から、どんな自転車か、と住宅地図で参照しながら親切に応対された。30分も経たないのに自宅を「警察署の者です」と、インターフォンを押された。
ビックリしてパンツ一丁だったのでズボンを履き玄関を開けて応対した。若い二人の警察官が制服で凛々しく立っていた。「現場状況を確認しましたので、本署で盗難届けが出ていないか確認して市へ通知し処置します」と、親切・迅速だった。
「ご迷惑をかけますが小学生の登下校道路の歩道標識内なのでよろしく」と、お礼を申し上げた。道徳、モラルに欠ける不逞の輩に困ったものだ。
四日市の中学生強盗殺人事件も懸命の捜査がつづいているが、まだ犯人検挙に至らない。
さて、今日も一日一善のつもりだ。

今日は天声人語も、読売編集手帳も足尾銅山鉱毒事件で民衆の先頭に立った政治家、公害の原点とされる「田中正造」没後100年に当る日だと、2紙が期せずして記事のテーマが一致した。字数を数えたら朝日は643字、読売は458字と字数で内容や印象も大きく違う。どちらも感動的ないい記事だった。天声人語は

「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」と。今の原発にも重なってくる。と田中正造は言ったとか。
福島の人たちは哀れです。何の罪も無いのに故郷を追われ、住む家なく、仕事にあぶれ、家族は崩壊し、気の毒でならない。
汚染水の垂れ流し問題、政府が動くのが遅すぎる。原発事故前から熱心だった衆議院議員河野太郎氏が、「国費投入の前に東電を破産処理して、株主や金融機関の責任を取らせるべきだ」との言は正論でしょう。

安倍首相は、どうも日和見過ぎて決断力に欠け、信頼性がない。
夏休みにゴルフを6ラウンド。まあ許すにしても大事なポイントを外してはいけない。週刊新潮は安倍ご夫妻のゴルフ道具を記事にしていた。ご夫婦とも相当ゴフル好きで道具にもよく現われている。
首相のドライバーはテーラーメードのグローレ「GLOIRE」、真っ白なヘッドの塗装で、軽く振ってもよく飛ぶと、昨年から女子プロに大人気のクラブだ。7月に一緒に回った後輩が使っていて、スイングもいい人で220~230Yはコンスタントに飛んでいてよく飛んで曲がらなかった。自分も欲しいなあと思っているクラブだった。

アッキーこと昭恵夫人は10年も売れつづけているダンロップ、ゼクシオ一色でこれもいい選択だ。それに美しすぎる。(美貌ではなく)スイングのトップの形が大変きれいだと写真付の記事で、ゴルフ評論家の戸張捷が90点を差し上げられる綺麗さと誉めていた。当方にもそれはよく分った。
首相や政治家を退いたら子供はないし、二人で存分にゴルフをやってほしい。今は政治と国民に全力で奉仕していただきたい。

野田佳彦前首相が、安倍首相の消費税増税決断に関連し、税と社会保障の一体化のパッション(情熱)を感じられないとホームページで批判と出ていたので、最近の記事2,3編を読んだ。やはり憂国の情の純粋さは安倍さんより勝るのではないかと思った。
政治評論家飯島勳氏は雑誌プレジデントの記事、「・・・私は、民主党政権時の歴代総理の中で、唯一野田氏だけは総理大臣の器を持っていたと確信している。野田氏は、左右の思想に幅広くウイングを持ち、素晴らしいバランス感覚を持っていた。岡田克也氏のような組織のガンにも役割を与えて(与えたふりをしてあまり与えずに)、人材難でボロボロの民主党をトータルで率いることができた唯一のリーダーである。」と評していた。