たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

また癌かいな?

2013年09月05日 | 日記

岐阜県総合医療センター

昨日15時過ぎから3時間ほど、過去に記憶のないほどの土砂降りでした。放置自転車の現場検証に来て行かれた警察官が帰った後でした。暴雨風で自転車は倒れていましたが、そこへ行けません。小止みになって誰かが起し、道路標識のポールに挟むよう立ててあったので「警察通報ずみ、現場検証ずみ、⇒(通知)市役所了承ずみ(9/4住民)」と書いて、ビニ袋に入れガムテープで荷物駕籠に貼っておきました。

今朝は、少し迷っていた総合病院初診へ紹介状なしにホームページで調べてから行きました。1週間前歯科治療を再開し、麻酔を打って虫歯を削った直後から、下唇の内側に腫れが来て水やお茶が沁み、痛みがありました。
手鏡で見ると1ヶ月ほど前にも同じ場所が同じ症状で、腫れの根元に豆粒大のおできがありました。嫌な予感がしましたが、翌朝少し痛みは治まり、夕方には腫れは引いていました。豆粒大のおできは明瞭な境界と白っぽい盛り上がりはそのまま残っていました。すっかり夏の暑さに参り忘れていましたが、今度も同じ症状です。また癌かいな?と、嫌な予感です。
1週間経過を診ました。腫れは引いて、痛みは無くても盛り上がったおできはそのままです。昨日夕方の大夕立の際、かりんとうを食べていて、うっかり虫歯の方で噛んでしまい、「バリッ」、火山の噴火口のようにえぐった外側が5ミリ角くらい折れてしまった。「シマッタ!」。鏡を見ると不気味におできはそのままです。

よう~し、明日は迷わず総合病院へ直行と決断しました
朝起きて、紹介状なしの特別料金を病院のホームページで調べると2,100円でした。診察日も確認し歯を入念に電器歯ブラシで磨き出かけました。

総合受け付けで来意を告げると、受付近くに待機する看護師のところへ案内され、口を開けおできを確認してもらい、書見台カウンターへ行きメモシートを渡されました。聞くと「癌は口には出来ないが舌にはできる」と言われました。第1の関所を通らないと紹介状なしでは、初診受付カウンターに行けないシステムです。

初診受付には膀胱がんで世話になった際の女性職員がいて、「○○さん、また来たよ。今度は唇のおでき・・・」、「この前の足の怪我良くなった・・、昨日の雨は凄かったね、大丈夫だった、この病院も停電しました」ということでした。口腔外科を案内され、おまけに書類入れをカウンターに忘れ、名前を書いていたので、彼女が口腔外科まで追いかけ届けてくれました。失敗ばかりです。

初診票に求められたことを書いて提出。既往症はキチンとワープロで整理して書いて持って行き、「別紙のとおり」と申告しました。30分くらい待ち、程なく診察室へ呼び込まれました。

症状を説明し「心配で紹介状なしで来ました、唇の内側にも癌はできますか」、「できます」。(おできの)「顔つきがいいので良性だろうと思いますが・・」、「ははあ、その辺はあんたの方が詳しいでしょう・・」と、ドクターは笑い、触診してみると薄いゴム手袋をはめ、おできを押さえて「柔かいので良性腫瘍だろうと思われるが・・CTを撮ってもこれは診断できないし・・」、「細胞診はできませんか?」、「切り取ってから細胞検査に回して確認しかできません。どうしよう」、「切除してください。甲状腺は良性なので切るのに迷いましたが、今度はスパッと切ります」、「部分麻酔で切れるけど、口が腫れて食事が取れません・・」、「家内もいないので入院でお願いします」、「その方がいいね」。
「随分口が荒れているよ」、「直腸切除の後遺症で排便障害がひどく、食事がまともでないのです」。
「先ず、これからレントゲンを撮って、少し歯の周りの治療を先にやります」と、レントゲン室へ回されました。
電子カルテシステムなのでオーダーは全て診察室から送信され、レントゲン画像もデータ送信です。医師は全く動きません。患者があっちこっち院内を移動します。

診察室前に戻りました。歯科治療室へ呼び込みがあり、歯科診療椅子に掛けました。「何の検査をするのですか」、「歯の検査をします。そのあとで先生が診察されます」、歯茎を1本ずつ看護師が歯医者と同じ器具で押して調べ記帳されました。「歯の表面でなく歯茎をもっと磨くように」、「ハイ、歯医者でもいつも注意され努めてはいます。タバコのせいです。諸悪の根源です」。
医師が入られました。診察椅子を数えると5台で間仕切りしてあります。データを写すテレビディスプレィが大きいのが、歯医者と違います。椅子は靴履きのままでよかった。
看護師がカメラを操作し、医師が口を開け場所を指示し、写真を撮りました。すぐディスプレィに写され、「ここですね、約1センチ、多分良性です」とレントゲンの写真と、いま撮った写真を写されました。
汚いなあ、自分でも嫌になる口です。

「歯茎が汚れていて、ここからばい菌が入ります。これを先ず綺麗にする治療を先にやります。手術はその後で・・」、「60年のタバコのヤニです。外科部長は“お前のようなタバコ吸いはここでは治療してやらん“と、大腸のとき叱られました。三日坊主ですみません・・」、「はははぁ!」と先生は笑った。「来週定期胸・腹部CTを撮ります。顎の追加は必要ありませんか」、「必要ありません」「今度は歯ブラシを持ってくるように」と、この医学博士の歯科・口腔外科部長先生も優しい先生だった。看護師は来週の予約日を決め、午後の治療になります。
支払いを済ますと次は「口腔ケア」となっていて、今日の支払いは2,100円+1,010円=3,110円、1割負担でした。怪しいなと思ったら、病院直行もわが身を守る手段です。
朝・昼兼用の食事、鶏肉照り焼きランチ550円を2階の食堂でいただいて帰宅しました。