たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

映画「レ・ミゼラブル」

2012年12月28日 | その他

映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。先週21日(金)が日本公開ロードショーの日だったのですね。映画は名作ビクトル・ユゴー原作、レ・ミゼラブルの映画化でアメリカ作品、ミュージカル映画です。名作「ウエストサイド物語」も観ていませんので、ミュージカル映画は高齢者には少し場違いかなと思ったのは間違いでした。
もう感動もので観て良かった。うるうるとして観た映画は久し振りです。観て損はない多くの人にお勧めしようという映画でした。皇太子も殿下もご覧になったとか。

当然一切が歌で構成され台詞はありませんが、よく物語の筋はつかめます。ナポレオンのフランス革命の少し後のフランス、貧しい妹の子のため一切れのパンを盗んだ罪で、19年の牢獄生活を送ったジャン・バルジャン、5年の刑が度重なる脱獄で19年になったと歌われます。
彼のその後も波乱の人生で生涯を終えるところまでの物語です。
オープニングの牢役で船を嵐の海から囚人が引き揚げる場面は圧巻でした。
合唱シーン、鉄砲や大砲の、ドルビーサウンドシステムが腹に響く音響は劇場映画ならではです。

アカデミー賞4部門ノミネートも納得。オープニング後すぐこの映画は底流に「主よ あわれみたまえ」と神を主題に、愛と正義が織りなす物語だと、自己流に解釈しました。
ユゴーの原作は読んでいませんが、この映画を観ようと思ったのは先週日本公開ロードショーに当り訪日した、監督の単独インタビューをネットニュースで読んだからです。

トム・フーパー監督の単独インタビューはこちら、主演女優のアン・ハサウェイのインタビューはこちらです。その他たくさんネットに流れました。

「映画っていいですねぇ」、淀川長治さんを思い出しました。氏は神戸の芸者置屋に生まれ、生まれながらに女性に囲まれて育ち、生涯独身を通し、晩年は東京帝国ホテルの特別室を借り切りで、生涯を終えられたのだったと、淀長さんを思い出す年末でした。

また、この映画は先週公開の21日、何となく近くの「イオンモール・各務原」へ行き、いつものように総合案内所でシネマコンプレックス・ワーナーマイカルの今週の映画案内のパンフを所望しました。
格別お目当ての映画があったわけではありません。3階の入り口まで行きレ・ミゼラブルが上映中だったのですが、実はこの日が公開の日、そんなこととは露知らず、えらく古い物語を映画にしたなとそのまま帰ったのです。
そして翌日、ネットニュースを観て興味を持ち、暮れも押し迫った昨日映画と千円散髪に行ってきました。
普通のミュージカルや音楽映画は、音と映像を別々に撮って口パクの演技なのに、この映画は演技と歌が実際の撮影だったことをインタビューで知りました。

床屋さんは10分で終わり、この日から学校が冬休みに入っ小学生が4~5人先客で来ていました。
夜のブログ編集は目に悪く、不釣合いな試行実験テンプレートです。