たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

老人の床屋政談

2012年12月25日 | その他

天気晴朗なれど寒気が厳しい。ブログとパソコンばかりで目に負担です。

(衆院選挙は無効の巻)
衆院選挙が終わりました。選挙結果は凄まじい破壊力で民主党と離党した小沢派を主体の日本未来の党をふっ飛ばしました。民小党になりました。
前にも記事にしましたが、今回の衆院選挙は違憲選挙です。1票の格差が前回の2.30倍から2.42倍にさらに拡大しました。昨年3月に最高裁で違憲判決が出され、1年半以上も時間があったが合意に達せず、解散前の16日に小選挙区定員を0増5減の3党合意に達し成立しました。
定員を減らされた5県は、区割りが間に合わず旧定員のままで、選挙に突入しました。岡田副総理は「好ましいことではないが、仕方がない。後は最高裁の判断だ」とコメントしました。

5減された選挙区から当選した方5人は無効議員なのです。選挙後予想されていたように衆院選挙無効の一斉提訴が19都道府県、37選挙区から起こされたとあります。選挙が無効かが争われる訴訟では、提訴から100日以内に判決を出すよう、努力義務が公選法に定めてあるとか。
今回の衆院選挙は無効なのです。最高裁は早く判決を出し、明年夏の参院選でもう一度衆院選をやり直す、同時選挙とするのが主権者である国民に応える唯一の道理です。
民主党提案の衆院比例定数削減80人を40人に、行政改革実行法案、特別会計、独立行政法人改革法案、など審議未了になりました。

(政治家としての節操の巻)
当方が住む岐阜県は小選挙区が5区の区割りで、5人の小選挙区当選議員に加え、東海ブロック比例区から第3極ブームに乗り2人が当選しました。
その一人は維新の会の藤井孝男氏です。氏は自民や無所属から参院3期~衆院4期~参院4期~たちあがれ日本~太陽の党~日本維新の会と目まぐるしい政治遍歴とあります。今回は衆院へ鞍替えし日本維新の会から比例区単独で立候補し名簿登載順位1位で当選した。
政治信条は人それぞれでしょうが、この方の政治家としての節操はどうなのか、気になるところです。

もう一人は、前民主党衆院議員、今井雅人氏です。消費税に反対し民主党から離脱、今回は日本維新の会へ参加、比例区単独で立候補し名簿登載順位2位で当選した。登載順位は現職議員優先で決めたのか、ジャンケンで勝ったのか、藤井氏が1位、今井氏が2位で、他の候補は惜敗率の同列3位で並んでいた。
2期目の当選で、そもそも前回は民主党の公募に応じて、3年前のブームに乗って当選し、民主党に恩義があるのですが、この人の政治家としての節操も気になるところです。
真面目に所属政党から立候補し落選した議員、GNN義理と人情浪花節の人間性の方を好むところです。身分が保障されれば政策も理念も何でもありは、ちょうとね・・。

このお二人の小選挙区は岐阜県でも、飛騨、中濃という田舎の地域です。そこから3人も当選したのは、我が故郷でもあり慶賀にたえないところですが、はたして民意というものが反映されたのでしょうか?