河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-17

2006年03月13日 | Weblog
錯綜した情報が日本に伝わってきている。
いくつか指摘しよう。

*まず、中小企業はアメリカも廃業の方が多い。まあ、どっこいどっこいだ。2002年の統計(ジェトロ提供)で開業数57万社、廃業数58万7,000社。

*シリコンバレーでは、株式公開を目指す企業より、自社を大きくして上場企業に売って利益を出す志向が圧倒的に多い。会社自体がいわば商品なのだ。良く聞く話しではあるが、この感覚は日本人には少ないと思う。
上場、株式公開こそアメリカンドリームだ、なんて言っているのはかなり遅れている。

*アメリカの大多数は、3~4メガ程度のCATV網を使っており、100メガなんて使わない。技術的には1.5メガあると映画も普通画面なら見られるそうだから充分である。では100メガっていったい何だ、という話しが出ますな(笑)。

*自分の資産を担保にして金を借りて事業を起すなんてのは、自分の弁護士に「バカ、やめろ」と言われるそうだ。
シリコンバレーではそれほどリスキーなのですよ。

*インターネットビジネスを動かしているのはE-コマース。
動画で儲けているところは皆無である。
ではいったい日本のTV局の買収騒動は何だったのだろう、と笑える。
あれは放送既得権の争いで、自分が局を持ったら双方向的な番組を作ってオモロクする、というのならば理解可能。

*まあ、他にもありますが地区との比較対照で自国の認識を深めることができるのはオモロイ。

*そうそう、スタンフォード大学はきれいなところで、構内もシンメトリー(対照的)な設計です。日本は、非対称の庭が多いですけどね。
これは結構重要な意味があると思います。

私には非対称の方が美しく感じられる。なぜだかわかりませんが。
そこに人間の「支配できる(対称に作ってやろう)」という欲を感じないからかもしれません。

ちなみにシリコンバレーの近辺では、すばらしいIT起業者を生むには、数学を学ぶのだけではでなく、音楽や美術を習え、という方向にあるそうです。
情緒が大切、と。
これ、日本的ではありませんか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実行へのヒント-16 | トップ | 実行へのヒント-18 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事